第12話OD

食べられる限界の量が決まっているように、規則正しくODの量が感覚的にわかるようだ。


ぐっすりと眠りたい。一人ぼっちを感じたくない。断片的につらいことを思い出したくない。


話すひとがいない。心から。


だからお薬を手放したくない。


私を生へ繋ぐ唯一のものだから。

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