第8話 漢字の由来

 これもFacebookで見かけた記事ですが。

「『絆』という漢字をやたら持ち上げるのが気持ち悪い」

 というような内容でした。

 漢字本来の意味は「馬などが逃げないように結びつける綱」だからだそうで。そこから転じて、人と人を結びつける意味にも使われるようになったと。


 しかし、以前ここでも書いたように、言葉とは生き物。どんどん変わって行きます。「絆」なんてその一つ。


 例えば「民」という漢字の由来を考えると、酷い物です。これは「眼に針をさして失明させた奴隷」を表す象形文字だったそうな。


 また「道」という漢字に「首」が入ってるのは、切り落とした罪人の首を干した「干し首」を、道中の魔除けとして持っていたのが元だとか。


 そうなると「民主主義」とか「武士道」とかの言葉も「気持ち悪い」となってしまいます。日本語の崩壊ですね。

 言葉の由来とか調べると色々面白いことはありますが、あまりそれにとらわれ過ぎてもいけないな、と自戒も込めて。

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