RU追加対応ビルド

ブラックドッグ×モルフェウス【秘密兵器型・ヴィークル運転アタッカー】

◆使用サプリメント

・基本ルールブック1

・基本ルールブック2

・上級ルールブック

・インフィニティコード

・ユニバーサルガーディアン

・エフェクトアーカイブ

・リンケージマインド

・ヒューマンリレーション

・レネゲイドウォー

・レネゲイズアージ←New!



◆概要

「クロスブリード・運転攻撃構築」


 作者はついに『レネゲイズアージ』を購入した。今回から、レギュレーションによっては衝動も記載していくこととする。


 ところで最近、面白さと強さの両立ができずに困っている。

 各ビルドのPV数などを見るとそれが如実に現れていて、特に従者ビルドとか紅のベーゼ構築といった、実用性を8割くらい切り捨てたビルドだと、実用一辺倒の構築――具体的にはサイレンとかヴァリアブルウェポンである――にどうしても劣ってしまうのだ。別にブラム=ストーカーが悪いのではなく、趣味を丸出しにする作者が悪い。

 確かに、この記事は「変態ビルド集」を謳ってはいるが、実際にPCとして使うことを一応は目的にしているのである。せめてネタの割合を3割くらいにしておかないと、誰からも見向きもされないことになってしまうのだ……。


 ということで、色々考えた末にひねり出したのが、この秘密兵器型・ヴィークル運転アタッカーである。



◆シンドローム

「ブラックドッグ×モルフェウス」


 ヴィークルと言えば、最初に頭に浮かぶのは《ヴィークルモーフィング》で「モーフィングロボ」を作ることだろうが、サプリメント『ヒューマンリレーション』でロボに負けず劣らず優秀なヴィークルが登場したので、今回はそちらを使った運転攻撃型を紹介することにする。

 搭乗にはマイナーアクションを消費するため、そこを補うエフェクトを持つブラックドッグとのクロスブリードにした。高い肉体能力補正を持つ点も、運転攻撃型には嬉しい限りである。



◆ワークス・能力値・技能・衝動

「ドライバー」

「肉体4・感覚3・精神1・社会1」

「初期技能のみ」

「嫌悪or闘争」


 能力値に穴が1つもないため、肉体ボーナスを持ち、かつ運転技能を最初から4も持っている、運転攻撃のためのワークス「ドライバー」を選択する。

 ……とは言ったものの、今回使うヴィークルが「フォールンマシン」であり、そのカテゴリが「多脚戦車」であることを考えると、普段から多脚戦車乗ってるドライバーってなんだよ! という読者各位の心の叫びが聞こえるような気がする。

 まあワークスはあくまで本人の主観に過ぎないので、普段はもっと違う職業があるに違いない。イリーガルとしての活動時には、巨大ロボに乗るということであろう。


 さて、今回から『レネゲイズアージ』を採用するということで、衝動についても記載していく。

 推奨するのは「嫌悪」または「闘争」である。

 前者は限定的な《時の棺》と言える《砂塵の帳》が極めて強力。後者ならば戦闘不能回復の《メカニカルハート》が優秀である。

 とはいえ、この辺りを取得するのはだいぶ後になると思われるが。



◆エフェクト

《クロックフィールド》 Lv1

 セットアップで行動値を増幅する。しかも範囲(選択)なので、鈍足な味方まで一緒に移動距離を稼いであげられる。

 基本的にクライマックスの初手でしか使わないので、レベルは1で十分である。


《イオノクラフト》 Lv1

 移動エフェクト。

 後述の《メカニカルアクション》と組み合わせて、搭乗しながら接近する。多少とはいえ、移動距離が伸びるのもありがたい。


《メカニカルアクション》 Lv1

 エフェクト以外のマイナー行動を可能にする。これによって、移動しながら搭乗することができる。

 運転攻撃型を組む際には、モルフェウスに足りない移動問題を、ブラックドッグが補って解決出来る点で相性が良い。


《コンセントレイト:モルフェウス》 Lv2

 いつもの。

 今回は情報収集にも乗せられる。


《巨匠の記憶》 Lv5

 運転攻撃の起点のみならず、情報収集にも使える汎用エフェクト。

 ミドルの判定も戦闘も、これに《コンセントレイト》を乗せるだけで用が足りてしまうため、いつもの《砂の加護》すら今回は必要ない。


《クリスタライズ》 Lv3 100%制限

 装甲無視に加えて、係数3の攻撃力増加も持つ強力なエフェクト。

 シンドローム技能エフェクトである点が嬉しい。



◆アイテム

 まずはDロイス「秘密兵器」で「フォールンマシン」を取得する。性能的には、まあ、装甲の代わりに火力が高まった「モーフィングロボ」といった感じである。

 次にUGNイリーガルのエンブレム「デリバリー」を取得。これによって「フォールンマシン」の行動修正が相殺され、それなりの行動値で動けるようになる。

 あとはヴィークルが実質防具のようなものなので、特に必要なものは無い。



◆Dロイス

 今回はメインウェポンとして「フォールンマシン」を使うため、必然的に「秘密兵器」を選択することになる。

 経験点を払えば盾やら防具やらも追加で入手できるため、成長性も非常に高いDロイスである。



◆運用

 やることはとにかく単純で、情報収集でも戦闘でも《巨匠の記憶》を使っていればそれで話は済んでしまう。


 戦闘においては、手番が来たらマイナーで《イオノクラフト》と《メカニカルアクション》で搭乗しながら接敵し、《巨匠の記憶》で雑に殴るだけである。

 クライマックスであれば、セットアップに《クロックフィールド》を使って味方全員の行動値を上げてやる。これだけでも十分すぎる貢献をしている。

 そして、侵蝕率100%を超えたら《クリスタライズ》も乗せて装甲無視の重い一撃を見舞ってやろう。

 装甲もそれなりにあるため、ある程度は耐久性も期待できる。まあ装甲なんぞがいくらあったところで、大した意味があるわけではないのだが。



◆カスタム

 自由枠としては《クロックフィールド》である。ユーティリティを意識した選択になっているので、読者各位の好みや環境によって随時入れ替えてもらって構わない。

 またワークスについても、肉体にボーナスがあって、運転技能を持つものなら別に何でも良い。エンブレムの採用も任意なので、この辺りの経験点は好きに調整してほしい。

 屋内戦闘が予想される場合は、モルフェウスのイージーエフェクト《テクスチャーチェンジ》で「フォールンマシン」を変形させることも視野に入る。



◆成長

 火力を伸ばしたい場合は、制限エフェクトの《MAXボルテージ》や《雷神の降臨》が強力である。

 以前であれば《ストライクモード》を推奨できたのだが、公式FAQにより「運転攻撃の際はヴィークルを武器として扱う」という裁定が出てしまったため、武器破壊のデメリットがヴィークルにも適用されてしまうこととなった。従って《ストライクモード》を使うことはあまり考慮しない方が良い。

 ユーティリティを重視するなら、ダイス支援の《砂の加護》が筆頭候補に挙がる。装甲を活かしてカバーリングエフェクトを取るのも良いし、経験点を秘密兵器専用アイテムの追加取得に割いても構わない。

 特に「フォールンシールド」「レジェンドヴィークル」「EXパスファインダー」などがおすすめである。

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