第4話

 ゆるやかに右カーブを描きながら丘の上に続く参道をたどり、手水舎のそばに第二の鳥居が見える位置にまで上ってくると、そこから右手に神社の全景を眺めることができた。

 結依には申し訳ないけど、田舎のうらぶれた神社を思い描いていた。ところが、実際に目の当たりにしてみると、このような僻村に似つかわしくない、風格漂う佇まいである。

 社殿の方から歩いてきた村人らしい老人が、すれ違いざま、またもや奇異の目を向けていった。さすがにここまで続くと、もう慣れてくる。

 その社殿の前、ちょうど賽銭箱のあたりで箒を使っている巫女さんの後ろ姿が見えた。こちらには全く気づいていない様子だ。

 近づきながら声をかけた。

「あのーすみません、こちらに……」

 反応して巫女さんがふり返る。次の瞬間、当の巫女さんを含め、その場にいた全員の口から嘆声がもれた。

「結依さん!」「えっ、みんな!?」

 巫女装束の女性が、まさに旅の目当てである栞梛結依その人だったのだ。

 一瞬の驚きの後で、懐かしさと安堵感が俺の胸を満たした。たかだか一週間ほど顔を合わせなかっただけなのに。

「来てくれたんだ、みんな。こんな遠いところまで……」

 箒を握りしめたまま、結依が泣き笑いのような表情を見せる。元気そう……というか、とりあえず立って動いて普通に会話ができている結依の姿に、俺も愁眉を開いた。

「無事でよかった。病気か怪我で臥せってるのかとも思って……」

「ごめんね、心配かけて。病気とかじゃないのよ」

(それじゃ何なんだ)と問い詰める心の声を、ぐっと押さえつける。

 結依はそこで思い出したように

「やっぱり、途中からLINE届いてないんだね」と軽い落胆の色を浮かべた。

 改めて話を聞くと、結依から最初の連絡を受けた後に俺たちが送ったメッセージは、どういうわけか二日遅れで届いたらしい。それに対して結依は、「神社の都合で、大学を辞めて実家に帰らなければならなくなりそう」と、手短に理由を記し返信したということだった。結局、そのメッセージが自分たちのところに届かなかったようだ。

「この村って、スマホの電波は全然入らないの?」

「こんな山奥だもん、基本的に圏外なのよ。何かの具合で、ときどき届くこともあるんだけどね」

 梨夏と結依のやり取りに続いて、何か言いたそうな素振りを見せていた翔吾が、前触れもなく核心を突いてくれた。

「それにしても、立ち入ったことだけどさ……大学もやめなけりゃならない神社の都合って何? 答えにくいのかもしんないけど……」

 たちどころに結依の表情が曇る。しばしの沈黙の後、ややうつむき加減で

「うん……そのことは、また後で改めて……」

 そこで結依は、声色を努めて明るい調子に変えて

「それより、こんなところで立ち話も何だから……こっちに上がってよ」

と、俺たちを案内するように、箒を持ったまま先に立って歩き出した。一見いつもと変わりない仕草だけど、少し無理をして気丈にふるまっているように感じる。

 社殿の左手に平屋建ての社務所があった。そこに人影は見えない。

 結依の後について社殿と社務所の間を進んでいくと、社殿の中から鈴の音と祝詞を上げる声が聞こえてきた。神主さんかと思ったが、どうも女性の声のようだ。女性の神主さんがいてもおかしくないんだろうけど、声の調子から察するに少々ご高齢の方のような気がする。

 結依は俺たちを誘導すべく、ときどき肩越しに後ろを振り返りながら先を歩いていたが、俺が社殿からの物音に気をとられたことを察したらしく

「わたしの祖母が祝詞を上げてるのよ。うちの神社は神主さんじゃなくて、巫女様が取り仕切ってるの」

と、なぜか社殿から顔をそむけたままで、説明してくれた。

 社殿と社務所の間の奥まったところに母屋の玄関があった。

 結依はその脇に箒を立てかけておいて、年季を感じさせる木製の引き戸を開く。三和土はゆったりとしたスペースで、上品な灰白色のタイルが敷き詰められていた。

 玄関から板張りの廊下が左右に伸びていて、正面の壁には大きな壁時計と水墨画がかかっている。

「結依さん、おうちの人に挨拶を……」

 靴を脱ぎながら、俺が結依に案内を頼むと

「そうね……」

 考える仕草の後、

「祖母はさっき言ったとおり、社殿で夕拝をしてるから、こっちに……」

 どうも「祖母」という言葉を口にする時、結依の表情に翳りがさすような気がする。俺の思いすごしかな。

 玄関の片隅に荷物をまとめて置き、廊下を右に進んで案内されたのは、いきなり台所(の入口)だった。

 このあたり、結依も開けっぴろげというか、少し無頓着な一面がある。かえって俺たちのほうが腰が引けてしまった。

 神社とはいえ、台所は一般家庭のそれと大差ない造りだ。

「君枝さん、母様はどんな具合?」

 台所でこまねずみのように動き回っていた様子の小柄な初老の女性に、結依が問いかけた。

「今日はお加減よろしゅうございますよ」

 女性は答えると同時に、結依の後ろにいる俺たちに目をとめて

「結依さん、そちらの方々は?」

「大学の友だちよ。心配してわざわざ東京から訪ねて来てくれたの」

 君枝さんと呼ばれた女性は、穏やかな微笑みを向けて

「それはそれは、遠いところから……。さぞお疲れでしょう」と、長旅の労をねぎらってくれた。俺たちもそれぞれ挨拶を返す。

「今晩、みんなには参集殿に泊まってもらうから、食事とかお願いしたいんだけど」

「かしこまりました。美弥子さんはもうすぐだから、私から伝えておきますよ。それじゃ皆さん、ごゆっくり」

 君枝さんは軽く一礼して、中断していた家事に戻る。

「次は母のところね」

 結依は先に立って廊下を歩きながら、「君枝さん」「美弥子さん」「参集殿」について簡単に説明してくれた。

 君枝さんは住み込みのお手伝いさんで、おもに母屋のほうの家事担当。もう一人のお手伝いさんである美弥子さんは参集殿に宿泊客があるときだけ臨時に雇われるそうだ。

 そして、参集殿というのは神社の施設で、会合や宴会、宿泊などに使われる。宿泊客のほとんどは、修験者と巡礼者とのこと。

「うちの母はあまり身体が丈夫じゃないから、実際に家事を切り盛りしてくれてるのは、君枝さんなんだ」

 そんなふうに結依は紹介した。

 結依のお母さんの部屋は、玄関から廊下を左に進んだ先にあった。

 母親は、結依に似た、和服の似合うきれいな人で、結依に感じる“和”の色をより濃くしたような雰囲気を漂わせている。

 ただ、何と言ってもその容貌の若さに驚いた。十九歳の娘を産んでいるのだから、まず四十は下らないと思われるのだが、三十歳そこそこにしか見えない。

 物腰も穏やかで、突然訪れた俺たちに対しても、嫌な顔ひとつせず丁寧に応対してくれたのだが、短い会話を交わすうち、俺は少しどこか何かがズレているような、妙な違和感めいたものを覚えた。

 持参した例の土産物を梨夏が渡した時も、

「まあまあ、これは結構なものをいただいて……」

と、そこまではよかったのだが、

「毎度のことですから、こんなお気遣いはなさらんでもいいんですよ」

(毎度? いえ、お母さん。初めてですよ)などと、指摘したくなるような答礼に続いて

「結依さん、巫女様の『よごもり』はいつだったかしらね」

と、この場にそぐわず、何の脈絡もない別の話に飛ぶ始末。俺と同様の印象を抱いたのか、翔吾と梨夏の表情にも微妙な曇りがある。

「じゃ、母様。今晩、みんなには参集殿に泊まってもらうから、これで」

 結依がそそくさと場をまとめる。長居すべきでない空気を察して、俺たちも腰を上げ、どことなく焦点の定まらないまなざしで俺たちを見送る母親の部屋から退出した。

 硬い表情のまま、結依は母屋の廊下を突っ切り、今度は渡り廊下の先にある社務所のほうに俺たちを先導する。

 社務所は、一般的には窓口に巫女さんが座っていて破魔矢やおみくじを売っているところというぐらいの認識だろうけど、実際は神主さんや巫女さんの待機場所であり、神社の行事や祭事について案内所であり、祈祷の受付であり……というように、いろいろな役割をもっている。

 ちなみに、破魔矢・絵馬・おみくじなどは「売る」「買う」とは言わない。これらは商品ではなく信仰の対象という扱いなので、「授ける」とか「受ける」という。これも、サークル活動で得た知識の受け売りだ。

 先ほど外側から見た時は無人だった社務所の窓口には、巫女さんではなく、作務衣姿の中年男性が座って、何やら書き物をしていた。

「おじ様」

 結依が呼びかけると、おもむろに顔を上げてこちらを向く。

 年の頃は四十半ばというところか。顔の色艶に比べて、頭髪に混ざる白いものが多いような気はする。

 他に際立った特徴はないが、妙に影の薄さを感じる中年男性だ。「おじ様」ということは、当然ながら父親ではなく「伯父」か「叔父」に当たる人物なのだろう。

 結依が俺たちを紹介しても、特に顕著な反応を示さず、微かに笑みを浮かべながら

「そうですか……。まあ、せっかくなので、ゆっくりしていってください」

と、風貌に似つかわしい、物静かな声で挨拶されただけだった。

「婆様の補佐として働いてくれている人なの」

 社務所から出たところで、結依がごく簡単な補足説明を加える。その口ぶりから、なぜか、結依と「おじ様」の間に血のつながりはないような気がした。

「それじゃ、さっき話した参集殿に案内するから、荷物を……」

 結依について母屋の玄関まで戻りながら、それにしても……と思う。

 どうやら挨拶は終わりのようだけど、結局、お会いしたのはお母さんと「おじ様」と君枝さんの三人だけ。あと、お目にかかっていないお祖母さんは社殿においでだとして、お父さんの姿が見えない。

 ちょうど今、不在というだけなのか。それならそれで、結依から何か言及がありそうなものだ。ということは、すでに亡くなってしまったのか、あるいは別の理由で生き別れになっているとか。でも、こんなこと、軽々しく聞けやしない。

 玄関の隅っこに固め置いていた荷物と靴を手にして、また廊下を右方向に進む。

 靴を手にしたまま屋内を歩くのは不作法きわまりないが、玄関から外に出て社殿の前を迂回して参集殿に向かうのは「かなり遠回りになるから、最短ルートでね」というのが、結依の説明だった。

 その言葉どおり、台所の横を通り抜けて、先の渡り廊下を越えると、すぐ参集殿に到着。方角でいえば、母屋の北東の位置になるようだ。参集殿の内部は、大広間と六室の客間、それから共同の炊事場、浴室、洗面所に分かれているとのこと。

「わたし、先走って決めちゃったけど、今晩はここに泊まって。どうせ宿はとってないんでしょ」

 客間の一つである八畳の和室に落ち着いたところで、結依がお茶目な笑顔を見せた。久しぶりに目の当たりにする結依らしい仕草に、ほっとする。

「そうさせてもらえると助かるよ。あつかましいけど」

 俺も笑顔で返す。実際、彼女に見透かされたとおり、図々しくも泊めてもらうつもりだったので、宿の準備など端から頭になかったのだ。

 ただ、それはそれとして……このあたりで、俺は心痛の種に決着をつけたくなった。今度は俺が口火を切らなければなるまい。

「結依さん、あの……」

 少し改まった調子で、しかしできるだけさりげなく呼びかけたつもりだが、声の強ばりは隠しようがない。結依もすっと表情を固くして身構える。

 ところで、俺は結依を呼ぶとき「さん」付けにしている。まだ彼女でもないのに、彼氏ヅラして呼び捨てにするのが、どうも心苦しいというか、まあ、そんなわけで。

 いざ呼びかけたものの、どう続けるべきか逡巡していると

「わたしが大学を辞めないといけなくなるかも……って話よね」

と、結依の方から話を切り出してくれた。

 俺たち三人は無言でうなずき、暗に続きを促す。下手に口を挟まないほうがいいよな。

 結依が伏し目がちに続ける。

「さっきも言ったようにうちの神社は、神主がいなくて、代々巫女が取り仕切ってるのね。今でこそ、巫女は神職の補佐役っていうのが一般的だけど、昔は御神託を受けたり、ご祈祷をしたり、大事な役目を担っていたの。ちょっとスケールは大きいけど、邪馬台国の卑弥呼のイメージかな」

 結依の口からうんちくが紡ぎ出される。さすがは神社の娘だな。

「それで、今、神社を仕切っている巫女は婆様なのね。ただ、もう年が年なので、近々、代がわりをすることになってるんだけど、その後継ぎが……」

 結依はそこで言葉を切り、ひと呼吸おいて、

「わたしの双子の姉なの」

 と、予想外の台詞を口にした。

「ええっ、ふたご!? へーえ、そうだったんだ。一卵性? 二卵性?」

「一卵性よ」

 本筋から外れてしまいそうな梨夏の質問に、結依は短く答えて話を続ける。

「その姉が、巫女として婆様の後を継ぐことになっていたんだけど、一週間ほど前に家出してしまって……」

「家出!?」

 なんだか俺たち、大変なお取り込みの最中にお邪魔してしまったらしい。

「それは……後継ぎが嫌だからとか?」

 翔吾の問いに結依は一瞬、なぜか戸惑いの色を浮かべ、それからおもむろにうなずいた。彼女の顔色に表れた感情の揺らぎが、俺には妙に引っかかった。家出の理由は、もっと複雑なものなのかもしれない。

「それで、お姉さんの所在は……?」

 結依がゆっくり首を振る。所在はわからないとも、それについては触れたくないとも言っているように思えた。

「でも、お姉さんの家出と結衣さんが大学を辞めるのと、どう関係が……」と言いかけて、不意にその答えが閃いた。

「もしかして、お姉さんの代わりに……」

 結依が暗い目をして、俺の言葉を引き継ぐ。

「そう。姉が見つからなかったら、代わりにわたしが後継ぎになってしまうのよ」

「そんな……」

 俺は絶句した。結依が神社の後継ぎ? そのために大学を辞めて実家に戻る? もう会えなくなる?

 つい四日前まで、あれこれ膨らませていた妄想が、あっけなく雲散霧消した。せっかくつかみかけていたバラ色の大学生活が、一転、灰色とはいかないまでも、急速に色褪せたものにしぼんでいく。

「それにしても……」

 翔吾が釈然としない様子で口を開いた。

「いくらお姉さんが家出したからって、じゃ代わりは結依さんねとか、言っちゃなんだけど、後継ぎってそんな軽いものじゃないだろ」

 俺は大きくうなずいて、全面的に賛意を示した。梨夏も同調の素振りを見せる。

 こういった問題を身近で経験したことなどないから偉そうなことは言えないが、由緒ある神社の後継者って、熟慮を重ねたうえで決定され、伝統としきたりに則って名跡を継承するべきものじゃないのか。それなのに、今、話を聞いた後継者問題への対応は、えらく場当たり的というか、安易なものに思われて仕方がない。

 そもそも、どうしてお祖母さんの後継者が、お母さんを飛び越して孫娘になるわけ? そうだ。神主ではなく、巫女として女性が跡を継がなければならないというなら、結依姉妹よりも、まずお母さんが後を継ぐべきだろう。

 あたかも俺の疑問を見透かしたかのように、結依が続けた。

「本来なら母様の代になるはずなんだけどね、母様はさっきも言ったように身体が良くないから……」

 確かに、お母さんはちょっと普通じゃない感じはした。でも、それは身体というよりも、失礼ながら心の方じゃないのか。

 百歩譲って、お母さんが無理というなら、時間はかかってもお姉さんを探し出すのが筋じゃないのか? 他所様の事情に首を突っ込むつもりはないが、今や結依の動向は俺の最大の関心事なので、そう簡単に引き下がるわけにはいかない。

 俺が口を開こうとした矢先、梨夏が代弁してくれた。

「とにかく、お姉さんを探し出すのが先決じゃないの?」

 声音が少し詰問調になっている。

 それに対して、結依は苦渋の色を浮かべながら

「代替わりの儀式は四日後だから、そこまでに何とかしないと……」

 と、半ば独り言のようにつぶやいた。

「四日後! そんな早く……」

 俺は思わず嘆声を発した。

 そんなに差し迫った状況なのか? そこまで代替わりを急がなければならない理由は、何なんだ?

 年齢からくるお祖母さんの衰弱ということは考えられないでもないが、さっき社殿であげていた、張りのある祝詞の声を聞く限り、あと四日でどうにかなってしまいそうな恐れは、微塵も感じられない。

 そのことを結依に問うと

「儀式は、後継者の十九歳の誕生日に行うって決まってるのよ」

 と、明快な返事が返ってきた。

 要するに後継ぎの人選よりも、十九歳の誕生日という期限の厳守が重要ということらしい。後継ぎの適格者がいなければ、当面は代替わりが問題になることもないのだろうが、結依たちの場合は、双子であることが却って災いした格好である。同じ日に誕生日を迎える適格者が二人もいるわけだから。

「そもそも、後継ぎを誰にするかとか、十九歳の誕生日が期限とか、どうやって決めているわけ? お祖母さんの意思?」

「後継ぎについてはそうだけど、誕生日が期限というのは、婆様がどうこうじゃなくて昔からのしきたりだから……」

 梨夏の問いに対する、それが結依の答えだった。

 神社の運営に関しては、お祖母さんが絶対的な力をお持ちのようだが、結依はそのことを疎ましく思っているような節がある。だが、抵抗を感じながらも、結局は従わないわけにはいかない。そういったお祖母さんに対するわだかまりが、時折り仕草や態度に現れているのではないか。

 まだ尋ねたいことはあるのだが、もはや質問攻めの様相を呈していて、何だか結依に申し訳ない。誰がリードするともなく、できるだけ穏便な形で俺たちはこの場を収束させることにした。

 小一時間の会話を通して、結依の家庭が何かしら複雑な事情をかかえていることは感じ取れた。

 だが、この後継者問題の背後には、もっと忌まわしくも驚くべき舞台裏があることなど、この時点では知る由もなかったのだ。

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