番外編 明日に、声が届くように

 少女に向けられた銃口の先が、照明を浴びて黒い光沢を放つ。漆黒のトレンチコートに袖を通す男は、感情を伴わない冷たい眼差しで、ベッドに身を預けている少女に選択を迫っていた。


「……それを渡すわけにはいかないと。君はあくまで、そう言い切るか」

美音ミオンちゃんは、大切な友達です……! あなたこそ、早くここから出て行ってください!」

美音みおんさん、ダメですよ! わたしはキカイだから平気ですけど……美音さんは!』

「そこのAGI汎用人工知能が言う通りだな。換えが利く機械に拘ったところで、悪戯に君が傷つくだけだ」


 少女は1台のノートパソコンを、大切な宝物のように抱き締めている。その中では、彼女と全く同じ声・・・・・が悲痛な色を湛えていた。電脳歌姫サイバーディーヴァを狙う黒ずくめの男は、彼女達の声には耳を貸さず――ジリジリと近寄ってくる。


(逃げなきゃ……!)


 そうは思っても、病室のドアから入られている以上、逃げ場はないに等しい。咄嗟に窓を開いた先には、大都会のビル群が広がっている。

 その絶景が絶望となり、ノートパソコンを抱えた彼女にのし掛かった時――男が、背後に迫ってきた。


 絶体絶命。その4文字だけが、彼女達の脳裏に過ぎる。最先端科学の先を行く、AGIの知能を以てしても、そこに例外はなかった。


「……ッ!?」


 ――赤い拳が、その絶望を斬りはらうまでは。


「……来たか、拳帝けんてい


 少女の傍らを突き抜け、空を裂き飛来する真紅の鉄拳。窓の外から飛び込んで来たその一撃が、彼女の背後に迫っていた男を捉えていたのだ。


「きゃあっ!?」

『美音さんっ!?』


 男は咄嗟に両腕をクロスに構え、鉄拳を防御したが――想定を上回る威力だったらしい。衝撃により転倒してしまった彼は僅かな逡巡を経て、逃げ出すように病室を後にする。


「……ここでは、少々分が悪い。出直させてもらう」

「えっ……!?」


 その行動に、少女の理解が追いつくよりも早く。白昼堂々と彼女達の前に現れた刺客は、あっけなく立ち去ってしまった。


『美音さん、あの腕っ……!』

「あ……!」


 さらに。窓から突然飛び込んで来た赤い拳が、引き戻されるかのように再び外へと飛び出していく。その断面から伸びる黒いワイヤーは、真っ直ぐに張り詰めていた。


「美音さん、大丈夫ですか!?」

「何か大きな物音が……!」


 そして、真紅の拳が窓辺から消え去り、全てが終わった後。先刻の衝撃音を聞きつけた主治医や看護師が駆けつけてきたのだが――少女達は、突然の事態に対応できず立ち尽くしていた。


 従来型の人工知能とは一線を画す『感受性』を備えたAGI。その新次元の技術が、悪意ある者達に狙われないはずがないのだが――幼い少女に、そんな大人達の狂気と陰謀が理解できるはずもなかった。


 ◇


 突如美音の病室に、銃を持った不審者が押し入って来た。その報せはプロジェクト関係者に衝撃を与え、厳戒態勢を強いられることになる。


 AGI搭載型歌唱システムの先駆けであるMI-ON型は、その特殊性ゆえに世界各国からも注目を集めている。故に、イリーガルな手段でその技術を得ようと企む者達への対策も、ゆくゆくは視野に入れていく予定だった。

 ――だが。まさかその準備を整える間も無く、「その時」が来るとは想定外だったのである。世論はまだ、発表されて日が浅いAGIの性能を疑っている節もあり、そういった手合いに対処せねばならない段階ではないとばかり思っていたからだ。


 しかも、美音本人の供述から判断するに……恐らく主犯は、全世界で指名手配されている国際テロリスト「プロフェッサー・ロアンJr.」の刺客。

 世界最悪の科学者の血を引く彼は、亡き父が造り出した改造人間サイボーグを差し向け、世界各地で暴虐の限りを尽くしていると報じられている。その毒牙がついにこの日本、それもよりによって、未だ完成していないAGIに向けられてしまった。


 この事態を重く見たプロジェクト主任は、世界防衛軍に協力を要請。美音は自身のデータを継承した「美音」と共に、軍直轄の病院に移されることに決まった。

 再びロアンJr.の手先が、美音の前に現れないとも限らない。厳重な警備を敷いた軍病院で、彼女達を保護するしか手段はなかったのである。


 ――その一方。騒動の渦中に立たされている美音自身は、自分達を狙った黒ずくめの男よりも……彼を追い払った、あの「拳」を思い返していた。


 ◇


 やがて、再会の時は思いの外早く訪れる。


「あ……!?」

『美音さん、この手は3日前の……!』


 美音の身柄が軍病院に移送され、3日が過ぎた頃。昼下がりの陽射しが差し込む、病室の窓が――あの赤い拳に、ノックされていたのである。

 敵ではないと、幼いなりに察していたのだろう。美音は画面の中の「美音」と頷き合い、窓を開く。


 そして、開かれた先から――赤い腕を持った黒髪の青年が乗り出して来たのだった。二十代中盤らしき、精悍な顔立ちの青年は少女達と対面し、ふっと頬を緩めて片手を上げる。


「よっ。美音ちゃん、だっけか」

「おじさん……なんですか? こないだ、わたし達を助けてくれたの」

『それにしても、この警備の中をこんなにあっさり……』

「軍病院なんざ俺にとっちゃ庭みたいなもん……って待て待て。おじさんはねぇよ。俺これでも25だぞ」

『プロフェッサー・ロアンJr.の顔に99%該当。しかし、表情にかなりの差があり同一人物であるとは認められませんね……双子さん? ですか?』

「さすが今話題のAGI、色々と鋭いな。……ま、似たようなもんさ」


 ノートパソコンに映る「美音」の追及に、青年は苦笑を浮かべ肩を竦める。テレビで頻繁に報道される、悪の科学者と同じ顔を持つ彼は、同じ面相でありながら――本人とは似ても似つかない「表情」を見せていた。

 顔のパーツが完全に同一のものであっても、人格次第で目つきや基本的な表情に大きな差が現れる。AGIの「美音」はそれを明細に分析し、青年がロアンJr.本人ではないと判断していた。


「あの……なんでわたし達を?」

「従来の人工知能の概念を覆す、AGI……そんなものを、連中が放っておくはずがないからな。こないだの発表以来張り付いてたら案の定……ってとこだ」

『あっ、分かりました! 既存のデータベースに一致する情報です! いわゆるストーカーさんですね!』

「ちげぇよ!?」


 幼い女の子の前で何を言いだすんだ、とばかりに青年は怒り出す。その様子が何だか可笑しかったらしく、美音は暫し笑っていた。


「あはは……おじさん、ロボットさんなのに前の人とは全然違うんですね」

「だからおじさんじゃねぇっての。……ま、あいつらにとっちゃ敵だからな」

「わたし達のこと……助けてくれるんですか?」

「そのために来た。……人の命が懸かってんだからな」

『あのう……恐らくですが、彼の狙いは美音さんではなく、AGIのわたしではないでしょうか。人の命という括りは適切ではありませんよ、わたしはキカイなのですから』

「違わねぇよ。俺にとっちゃ君も美音ちゃんも……ちゃんと『命』だ」


 青年の言葉に、2人の美音は顔を見合わせ……どちらともなく、笑みを零す。今日に至るまで、プロジェクトに関わる何人もの「大人達」と関わって来たが……人間もAGIも、分け隔てないものと見做す人物など、今まで見たことがない。

 そしてそれは彼女達にとって、どこか心地の良いものでもあった。


『なんだか、変わった人ですね』

「ほんとほんと。おじさん、変わってますね」

「んだよー、人を変人みたいに。……ところでさぁ、君ってどんな歌でもイイ感じに歌えるんだろう? 1曲リクエストしてもいいか?」

『はーい、いいですよー。ちょっと気分がいいので、特別にサービスしちゃいます。何を希望されますか?』

「お、気前いいな。……んじゃあ、『100年の桜』かな」

「あっ、それわたしも好き!」

『いいですねー! それじゃあ行きますよ、「100年の桜」っ!』


 そんな安らぎを運んだ彼に対し、思う所があったのか。まだ正式にリリースされていない美音は、初めて自らの意思のみで、美音以外の誰かの為に歌おうとしていた。


「――!」


 の、だが。

 その直後、目の色を変えた青年は何かに気づいたように、視線を外に向ける。彼の剣呑な面持ちに気づいた美音は、不安げに青年を見上げていた。


「え……おじさん?」

「……ごめん、美音ちゃん。ちょーっと席を外すから、彼女の歌……聴いててやってくれ。すぐに済ませて帰ってくる」

「……うん。早く帰って来てね。おじさんのために歌ってくれてるんだから」

「もちろん」


 やがて青年の表情からおおよその事情を察した美音は、歌に夢中な「美音」を一瞥しつつ、静かに頷く。そんな彼女に一瞬の微笑を送った後――青年は「気配」を辿り、窓から飛び出して行った。


 ◇


 軍病院から少しばかり離れた、防衛軍基地の通路。絶えず見張りが行き交っているはずの、この場には今――血みどろの警備兵達が死屍累々と横たわっている。

 全員息はあるようだが、誰もが意識が混濁するほどの重傷を負っていた。


 その元凶たる黒ずくめの男は、駆けつけて来た青年に鋭い眼光を注いでいる。


「……来たな、拳帝。肉体を奪われても、鼻の良さは以前のままか」

「こうも血の匂いが漂ってちゃあ、分からない方がバカってもんだろ。鼻が曲がりそうだぜ」


 警備兵達を一瞬で叩き伏せ、力無き人間をいたぶる侵略者。その冷酷な眼を見据える青年は、穏やかな口調の中に滾る憤怒を隠していた。

 そんな彼の胸中を感じてか――男はトレンチコートを翻し、下に着込んだ黒革の戦闘服を露わにする。青年もそれに応じるように、黒い革ジャンの袖を捲り赤い鉄拳を露出させた。


「まず貴様を斃し、AGIを頂くとしよう。……行くぞ」

「……『人』を待たせてる。さっさと終わらせてもらおうか」


 それだけの短いやり取りを終えて。両者は拳を十字に切り、その身を閃光に包み込む。


 ――閃転せんてん


 彼らがそう叫ぶ時。そこに立っているのはもう、「人」ではなかった。戦うために造り出された、人ならざる人形。

 脳移植式人造人間ディスポロイド達しか、もうこの戦場に立ってはいない。


 蒼い腕部と大腿部。赤い拳と脚部。白銀の鉄仮面。金色の煌めきを放つ両眼。頭部に備えられたトサカ状の刃。

 それらの特徴を持った第7号「ガントレットセブン」。


 漆黒のメタリックボディを、黒革の戦闘服に隠し。黒鉄の仮面から、赤く輝く眼光を放ち。腰のホルスターに、一丁の拳銃を備えた鋼の兵士。

 ――第1号、「ガンスリンガーワン」。


 「変身」を終えた2人は、暫し互いに向かい合い、睨み合う。さながら、西部劇の決闘のように。

 機械同士は、ただ静かに相見える。


 彼らの沈黙に水を差す、鳥の群れが飛び立つまで。


「……ッ!」


 刹那。双方の得物が、互いの命を刈り取るべく一瞬のうちに唸る。セブンは拳を、ワンは銃を。

 人間など触れただけで粉微塵になる、迫撃弾がセブンの左肩を捉え――セブンの右拳が、砲弾の如く撃ち出された。だが、赤い拳はワンの頬を掠めるに留まり、ダメージには至らない。


「……ちッ」

「先刻のような狭い場所なら、近接戦に特化した貴様に分があろう。だが、こうも開けた場所では遮蔽物もあるまい?」


 ワンが3日前に引き上げたのは、病室でセブンと戦えば勝ち目がないと判断したためだ。防衛軍が美音達を匿ったのは、むしろ彼にとっては僥倖だったのである。

 ――人間の兵士達が例え何百人集まろうと、ディスポロイドと勝負になるはずもないのだから。


 その太刀合わせを経て、2人の激戦が幕を開けたのだが――戦局は一方的であり、速さで勝るワンが優位に立ち続けていた。

 開けた通路では身を隠す場所がないため、迫撃弾を避けるには回避に徹するしかない。しかも鉄拳の発射よりワンの発砲の方が遥かに速く、反撃に移る瞬間に撃たれてしまう。

 数発食らった程度で参るセブンではないが……何十発・・・ともなれば、その限りではない。


 全身を蜂の巣にされ、赤い血と見紛うオイルを流しながら。セブンは力尽きたかのように、近くのドラム缶にもたれかかる。

 そんな「最新型」の姿に、ワンは鉄仮面の下でため息をついていた。


「妙な話だな、拳帝。貴様は俺達を『ヒトの在り方を歪める存在』であるとして、破壊する為に戦ってきたはずだ。人類の自由を脅かす、壊すべき・・・・敵として。その貴様が、AGIなどというヒトですらない紛い物の為に、なぜ立ち上がる」

「……」

「ディスポロイドの身体と、AGIの感受性。これらを組み合わせて運用すれば、より高度な思考や状況判断を可能とする、不死身の兵士を永久的に量産出来るのだぞ。俺達は電脳の力を以て、不老不死に辿り着ける」


 科学の力を暴力に変え、世を脅かすロアンJr.の尖兵。その言葉に、同類でありながら人類の為に抗う「裏切り者」が、仮面の下で眉を吊り上げる。


「……永遠? 不老不死? ――本当に、そうだと思うか?」

「……何が言いたい」

「歳を食って老いさらばえて、最後は死んで誰の記憶からも消える。ヒトの一生なんて、そんなもんだ」

「それを、これから変えると言っている」


 ワンの言葉に、首を振り。セブンはドラム缶に寄りかかりながら――少しずつ、立ち上がり始めた。


「いいや、変わらねぇよ。……体を機械にすげ替えようが。機械が心を持とうが。体も心も、欠けていようが。ヒトであろうとした『命』に、永遠なんてものはない」

「『命』? ……AGIの蓄積データが、『命』だとでも言うのか」

「誰かに、そう願われて生まれてきた。そうなれると信じて、歩んできた。……かつては人間として生を受けた俺達と、何も変わっちゃいない」


 セブンを黙らせようと、ワンはさらに彼の足を撃ち抜く。鮮血の如くオイルが噴き出し、裏切り者の呻き声が上がる。

 それでもなお、金色の眼は輝きを失わない。彼の脳裏には今、画面の中で人と同じ・・・・笑顔を浮かべていた「彼女」の姿が過っている。


「……貴様は命という概念に対する解釈を、あまりに広げすぎている。AGIは所詮、凄まじく出来がいいというだけの機械だ。俺達の情報を永久に遺伝させていく為の、道具に過ぎん」

「機械の体に引っ張られて、心を無くしたお前らと。無から生まれて、心を持った彼女と。……ヒトと呼べたもんじゃねぇのは、どっちなんだかな」


 やがてセブンは完全に立ち上がり、同じ高さの目線で再びワンと対面していた。

 その一方で。美音がいる病室では今も、「美音」の歌が続いている。


 ――それは去り行く友に再会を願う、優しくも哀しげな歌。


 遠い日の果てに待つ友に、会いたいと祈る歌であった。100年を過ぎようとも、あの桜の木で待っていて欲しい……と。

 例え体が朽ち果てても、記憶が失われても。私達の想いだけは、永遠であるように……と。


「俺も彼女も、いつかはいなくなる。誰の記憶からも消えていく。だから、『今』歌うんだ。有限の命が続いている、今のうちに。……明日の誰かに、今しかない『声』が届くように!」


 そんな懸想を、詩に乗せて。「美音」は今も、歌い続けている。その歌詞と意味を知るセブンは、AGIを道具と看做すワンに対し――寄り掛かっていたドラム缶を、一気に投げつけた。


「ぬッ……!」


 意表を突いた攻撃に、僅かな誤差が生まれる。咄嗟に腕を撃ち抜こうとした1発は、セブンの肩を掠めるに留まり――ドラム缶が、ワンの視界に肉薄した。

 矢継ぎ早にそれを撃ち落とすワンだったが――中身はガソリンだったらしい。迫撃弾によって一気に引火し、ワンの全身が灼熱に包まれる。


 無論、単なる火炎などディスポロイドのボディには、何のダメージにもならない。だが、この判断は致命的であった。

 ――陽炎を破り、迫り来る赤い鉄拳に、気付くことができなかったのだから。


「けん、て……い……ッ!」


 もはや、何もかもが遅い。ワンの身体は真紅の鉄拳に貫かれ、粉々に打ち砕かれていく。至近距離でセブンの一撃必殺ロケットフィストを喰らって、耐えられる装甲は存在しない。

 やがて火の海の中へと――黒の尖兵が、崩れ落ちていく。そんな自身の同胞の末路を、裏切り者はただ静かに見送っていた。


 ◇


『――はいっ! 「100年の桜」でしたっ! おじさん、わたしの歌を聴いてくれて、ありがとうございま……って、あれ?』

「ごめんね、美音ちゃん。おじさん、美音ちゃんの歌が終わってすぐに行っちゃった。やらなくちゃいけないことが、たくさんあるって」

『むー……せめて拍手くらいは欲しかったですよー!』

「あはは……じゃあ、今度会った時に目一杯聞かせてあげようよ」

『ですね。何せキカイの命は、「永遠」なんですから!』


 歌が終わり、「美音」が満足げに胸を張る頃。先程まで彼女の隣で、その歌を聴き続けていた青年は――傷を見られるよりも速く、ここから立ち去っていた。

 そんな彼を何も言わず見送った美音は、画面の中で膨れている「美音」を宥めつつ、彼が去った後の窓辺に視線を移す。


 ――いつかまた、会えればいいな。


 そんな叶うはずのない願いを、人知れず幼い胸に抱いて。


 そして。


 彼らが生きて再び逢うことは、二度となかった。


 ◇


「……皆いつか、いなくなる。遠からず、この俺自身も」


 そんな予感は、していたのだろう。


 ガントレットセブン――紅河猇こうがすすむは再び、戦いの荒野へと歩み出していく。この街から遠く離れた、新たな戦地ゴーストタウンへと。


 有限なる、「人」の命を賭して。

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