第2話、わたくし、目覚めましたの、──新たなる世界に♡

「──待ってちょうだい! お願い、私をここから出してえ!」


 放課後のすでに薄暗くなり始めた、王立量子魔術クォンタムマジック学院の体育倉庫内に響き渡る、悲痛なる声。

 しかし無情にも、私をこの中に閉じ込めた張本人の少女たちの嘲笑は、どんどんと遠ざかっていくばかりであった。


 ……まただ。


 また私は、『彼女』の取り巻きたちの、狡猾な罠にはまってしまったんだ!


 あまりの仕打ちに力を無くした私は、崩れるようにしてその場にうずくまり、場所柄にふさわしく体育座りとなって、顔をうつむけ身を丸める。

 しかしすでに秋も深まった夕暮れ時にあっては、薄い体操着のみに包まれたいまだ汗ばむ身体中からは、どんどんと体温が奪われていって、もしもこのまま誰にも気づかれず一夜を過ごすことになれば、命の危機すら覚えるほどであった。

 ……どうして、なの。


 どうして私ばかりが、こんな目に遭うのよ⁉


 確かに私は、男爵令嬢といっても本当はただの平民で、この身に秘められたずば抜けた魔導力が認められて養女となり、この国最高峰の王立量子魔術クォンタムマジック学院に奨学生として入学を赦された身であって、本来は王族や上級貴族の子女の皆様と肩を並べて勉学するなんて、身分不相応なことであろう。

 ──だけどだけどだけどだけどだけどだけどだけど、


「そんなこと、言われなくても、わかっているっつうの!」


 堪らず口をついて出る、嗚咽交じりの怒声。

 私自身は、けして目立ったり出しゃばったり、しているつもりなぞはなかった。

 いやむしろ、わざわざ私なんかを養女にして学校に通わせてくれている、かつて希代の大魔導士とも謳われた養父の男爵様を始めとして、養家の皆様のご期待に添うよう、量子魔導技術の習得はもちろん、一般教養の修学にも全力を尽くし、他の子たちが夢中になっている色恋沙汰や、年頃の少年少女ならではの遊びや趣味にも、まったく見向きもしていないというのに。

 そう。、余計なことなんて、一切したことはなかったのだ。

 それなのに、この国の第一王子を始めとして、大公爵家や宰相家や大将軍家や聖教会枢機卿のご子息等の、やんごとなき男子生徒たちときたら、苦学生ながらも、魔術も一般教養も共に優秀で、しかも人気の的である自分たちにはまったく興味を示さない、平民の女の子が物珍しいのか、事あるごとにやんごとなきレディたちの秋波を無視して、私なんかを構ってくるといった始末。


 そのために私が全校の女生徒たちから、どんなにやっかみを受けることになるのかを、考えもせずに。


 ……とはいえ、彼女たちの気持ちもよくわかるよ。

 何と言っても高貴な家の出自の淑女なんだし、自分のほうから声をかけるのははしたないことだと躾けられていて、殿方のほうから声をかけてくるのを、ただひたすら待ち続けているというのに、あの何も考えてないボンボン共ときたら、単に面白半分で庶民の小娘にちょっかいをかけてくるものだから、変に勘違いして焼き餅を焼いたりしてしまうのも、無理はないさ。

 特に災難だったのは、第一王子の婚約者の筆頭公爵家の御令嬢にして、自他共に認める学園の女生徒のリーダー格であられる、かのお嬢様であろう。

 同じクラスで学ぶ間柄ゆえに、休み時間ごとに取り巻き連中を引き連れて王子様がやって来ているというのに、婚約者のことを無視して私ばかりに構うものだから、さぞや面目丸つぶれってところだろう。


 ──その結果、別に自分自身には非は無いというのに、理不尽にも割を食ってしまうことになるのは、他ならぬこの私なのだ。


 男共には理解の及ばぬところであろうが、実社会だろうと学園生活だろうと、女は女社会の中でしか生きていけないのだ。たとえ男子生徒のリーダー格である王子様に気に入られていようが、何のご利益も無いのである。

 それなのに、今やすっかり女子生徒のリーダー格である公爵令嬢グループににらまれてしまった私の学園生活は、文字通り針のむしろの毎日となっていた。

 具体的には、世に言う『いじめ』を受けることになったわけで、ここら辺は貴族も庶民も何ら違いは無いようで、上履きに画鋲を入れられたり、体操着を隠されたり、トイレに入っている時に水をぶっかけられたり、事実無根の悪い噂を流されたり、体育の授業等の女生徒だけの集団行動においてハブられたりといった、いやもう「ここは『チュウセイヨーロッパ』風異世界なんかでは無く、むしろ『ゲンダイニッポン』のゲーム会社が製作した、乙女ゲーの世界なんじゃないのか⁉」とでも言いたくなるような有り様であった。


 そして今回においては、私を言葉巧みに連れ出して、教職員すらもめったに立ち寄らない、旧校舎の体育倉庫へと閉じ込めるという、これまでになく生命のピンチすら覚えずにはいられない、とんでもない仕打ちを受けていたのだ。


「──ふざけるなっ、何で私が、こんな目に遭わなければならないのよ⁉」

 思わず唇からこぼれ出た、本心からの叫び。

 まさに、その刹那であった。


「──あらあら、いつもの元気はどうなさったのかしら、『ヒロイン』さん?」


 唐突に体育倉庫内に響き渡る、涼やかなる声音。

 思わず奥ほどの暗がりのほうに目を向ければ、そこにはあまりにも予想外の人物が、いかにも高飛車な笑みをたたえながら仁王立ちしていた。

 フリルやレースに彩られた純白のドレスに包み込まれた、ほっそりと均整のとれた肢体に、月の雫そのままに腰元まで流れ落ちている銀白色の髪に縁取られた、人形そのものの掘りが深く端麗なる小顔。

 そしていかにもつやっぽく煌めいている、満月のごとき黄金きん色の瞳。


 それはまさしく、天使か妖精そのままの、人並みならぬ美しさであった。


「……公爵令嬢様」

 そう、彼女こそがくだんの、この国の筆頭公爵家の御令嬢にして、第一王子の婚約者でもある、他称『悪役令嬢』その人であったのだ。

「──いやいやいやいや、ちょっと待って! 何で私をこの体育倉庫に閉じ込めた、『いじめ』の黒幕であると思われる、あなたまでもがここにいるわけなの⁉」

 これまでの展開はただ粛々と、いわゆる『悪役令嬢物語』のセオリー通りに進んでいたというのに、ここに来て大番狂わせに直面して、我を忘れて高貴なるお嬢様に食ってかかる、エセ男爵令嬢。

 それに対してさも心外そうに、こてんと首をかしげる公爵令嬢様。

「……え、あなたを閉じ込めた? それに、いじめですって?」

 あれ?

 何この、思ってもみなかった、反応は?

 あれれ? このお嬢様ってば、とても嘘をついたり、とぼけているようには見えないぞ?

「──はっ。もしかして、あなたは今回の件にはまったく関わっておらず、むしろ何か用があってこの倉庫の中にいたところ、私のいじめの巻き添えになってしまったとか⁉」

 もしそうだとしたら、多大なる迷惑をかけた上に濡れ衣を着せてしまったわけであって、非常に申し訳ないところであった。

「あ、いえ。確かにここにあなたをお連れいただき、出入り口の鍵をかけてもらったのは、いつもご一緒している私の知り合いの方々ですが、別にあなたを閉じ込めようとしたわけではございませんよ?」

「はあ? 人をだまし討ちのようにして連れ込んで、問答無用に鍵をかけておいて、閉じ込めるつもりじゃなかったですって⁉」


「──ええ。私はただ単に、こうしてあなたと、になりたかっただけですので♡」


 ………………………え。

 目の前に見えるのは、本人の弁を証明するかのような、こちらに対する敵意や邪気なぞ微塵も感じられない、純真無垢なるにこやかな笑顔。

 やべえ。

 なんか、現在の密室状態は、相手が好意的であるからこそ、むしろ非常に危険な状態にあるのではないかと、さっきから私の第六感が警告音を鳴らしているのだが。

「あ、あの、それって、どういう意味……」

「──私、気づいてしまいましたの」

「へ?」


「これまでにネット小説界等で数多存在していた悪役令嬢たちの、本来憎い恋敵であるはずのいわゆる『乙女ゲーのヒロイン』的平民の少女に対する、を!」


 やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい──!


 何だあの、こちらを熱っぽく見つめている、上目遣いの潤んだ瞳は⁉

 まさかこの人、私とこんなところで、『ゲンダイニッポン』でお馴染みの『キマシタワー!!!』な関係を、繰り広げるつもりじゃないだろうな⁉

 そんな私の怯えようなぞ少しも忖度することなく、高らかに持論をぶっていく、いろいろな意味で『疑惑のお嬢様』。

「考えてみれば、おかしすぎるのです。私を含めて『悪役令嬢』なるものは、あまりにも当たり前のようにして、恋敵である平民や下級貴族のご学友をいじめたりするなんて。確かに自分の婚約者が、別の女生徒ばかりを構っていれば、不安が募ったり不快になったりもするでしょう。しかし貴族間──特に王族と上級貴族との間の婚約というものは、当然のように家同士で定められるものであって、むしろそこには本人の意思なぞ度外視されており、ぶっちゃけて言えばほとんどの場合、お互いに『恋愛感情』なぞ存在しはしないでしょう。極論すれば目の前で浮気をされようが、感情的にもプライド的にも、何ら心が動くことはあり得ません。──なぜなら、例えば王子の身分にある者が、婚約者以外の相手に本気で懸想をして、婚約破棄に及ぶことなぞ、絶対にあり得ないからです」

 ──っ。

「『ゲンダイニッポン』のネット小説家の方々が、何を考えておられるのか存じませんが、王族が関わる婚約を破棄するということは、まさしく『国王の意志』や『王家と上級貴族との間の正式なる契約』に背くむも同然なのであって、たとえ事実上跡継ぎに決定していた第一王子であろうとも、国によっては『親殺し』──すなわち『王様殺し』に次ぐ大罪である、『不義密通』と見なされて、良くて身分剥奪の上国外追放、悪くて男女共に死罪といった、非常に重い刑罰を与えられかねないのです。もちろん、本来の婚約者の女性のほうには何ら罪はなく、罰せられるどころか、大貴族としての面目を潰してしまったことへのお詫びとして、金品はもとより、王国内における新たなる権力や領地すらも含む、王家から多大なる賠償がもたらされることとなるからして、王子様が血迷って平民の娘に手を出したからって、別に騒ぎ立てる理由なぞ何一つ無いのでございます」

 あー、そりゃ、そうだよね。

 元々王家と貴族との関係は、基本的に『契約』によって成っており、別に絶対的な『主従関係』なんかではなく、王家がいたずらに一方的に契約に背けば、場合によっては謀反を起こされて国内が内戦状態となることも、けしてあり得ないわけではないのだ。

 それなのに、そもそも最近流行のネット小説における『悪役令嬢』物語の原典となったのが、小学生低学年向けの学習雑誌に掲載されていた漫画であったこともあり、実際の貴族社会のルールなぞは度外視して、文字通り小学生レベルに幼稚でステレオタイプの、ただひたすら意地悪な『悪役令嬢』ばかりを登場させるものだから、その『二次創作』的存在であるネット小説における『悪役令嬢』物語が、土台から間違ったものとなってしまっているのだ。

 まあ言ってみれば、実際の警察機構について何一つ知らない作家連中が、『ゲンダイニッポン』のミステリィ小説の類いにおいて、『刑事』や『警部』などといった、たちを、平気で作品の中に登場させているようなものだろうな。


「──いやだったら、何であなたは、私のことをいじめていたわけなのよ⁉」


 思わぬ事実の発覚に意表をつかれながらも、私は問いたださずはおられなかった。

 そうなのである。

 王家に比肩する権力や財力や軍事力を有する、筆頭公爵家の一人娘である彼女こそは、他の誰よりも増して、たとえ婚約者である第一王子が、浮気しようが不義密通しようが無理心中しようが、痛くもかゆくもない筆頭なのであって、私に嫌がらせをする必要なぞ、何一つ無かったはずなのである。

「はい、私もそのことこそが、不思議でしょうがなかったのです」

「ふ、不思議って、あなた──」

「だけど、ついに気づいたのです!」

「──おわっ⁉」

 な、何だ⁉ いきなり迫ってきたかと思えば、私の両手を握りしめたりして。

「これは断じて、嫉妬でもなく」

 ──いけない。

「公爵令嬢としての、プライドを守るためでもなく」

 ──野生の勘が、ささやいている。

「第一王子への、思慕でもなく」

 ──グズグズしていると、命取りだと。

「そう。実は私があなたに、あんなにも辛く当たっていたのは」

 ──今すぐ、逃げ出すんだと。


「小学生の男の子が、女の子に、悪戯していたようなものなのです♡」


 ひいいいいいいいいいいいいいいっ‼

「いや、お嬢様、落ち着きましょう! そ、そうだ、いつまでもこんなところにいたんじゃ、朝を迎えるまでに凍え死んでしまいかねないから、早く助けを呼ばなければ! そしてその後で場所を変えて改めて、じっくりと話し合いましょう!」

 必死になって彼女の手を振り払って、壁際に後ずさって説得すれば、変わらぬ笑顔のままで、

 更にとんでもないことを言い出す、やんごとなきお嬢様。

「その点は、ご心配なく。ちゃんと新品のベッドやお風呂やお料理等を前もって持ち込んでおり、それらに付随する様々な雑用についても、あちらの私専属のメイドにやらせますので、今日はこれから、一緒にお食事して、一緒に入浴して、一緒に寝て、それこそ一晩中、について、存分に語り合いましょう♡」

 そう言って彼女が指し示した倉庫の奥ほどには、確かに巨大なベッドやちゃんと仕切りに囲われたお風呂やお手洗いや、たくさんの御馳走が配膳された食卓用テーブルが、ででんと鎮座していた。

「──お初にお目にかかります。わたくし公爵家所属のメイドにて、メイ=アカシャ=ドーマン、略して『メイ・ドー』と申します、以降お見知りおきを。今宵はお嬢様方のお世話を、誠心誠意行わせていただきますので、どうぞご安心くださいませ」

 そう言うや、『ゲンダイニッポン』で言うところの、伝統あるブリティッシュメイド衣装に小柄な肢体を包み込んだ、おかっぱ頭の可愛らしいメイドさんは、こちらに向かって深々とお辞儀をなされた。

「ああ、それから、上級階級においては、基本的にメイドは『いないもの』として扱われておりますので、入浴中や就寝中において問題ありませんから、どうぞお気兼ねなく」

 一見こちらを安心させるかのようであって、むしろ奈落の底に突き落とすかのような、不穏極まりないことを付け足す、メイドちゃんのあるじ様。

 いかん、やつは本気マジだ!

「──シルフ!」

 私の呼びかけに応じて、女神の加護によって『風の大精霊シルフ』のが召喚されて、体育倉庫の頑丈なる鉄扉を一気に吹っ飛ばす。

「あっ、お待ちになって!」

 お嬢様の呼び止める声が聞こえたが、当然ガン無視してがむしゃらに駆け出す、『ゲンダイニッポン』で言うとことろの、『乙女ゲーのヒロイン』。


 ……いやあ、『乙女ゲー』が『百合ゲー』に変わらなくて、本当に良かったよ。


 そして私は背後を一切振り返ることなく、脱兎のごとく走り去ったのであった。


   ☀     ◑     ☀     ◑     ☀     ◑


「……ああ、行ってしまわれましたわ」


『ヒロイン』ちゃんにまんまと逃げられてしまった我がお嬢様は、完全に破壊された出入り口のほうを見ながら、すっかり気落ちしたようにそうおっしゃった。


「仕方ありませんよ。何と言ってもあの方は、かつて我が王国をお救いくだされた、『英雄』の血を引く直系の御子孫様ゆえに、『なろうの女神』様のご加護により、いつでも四大精霊のを使うことがおできなるのですから」

 己の可愛いあるじ様を、少しでも元気づけようと、懸命に取りなす、健気極まる美少女メイド、私こと『メイ・ドー』。

 ……おそらくは、彼女の男女を問わぬ尋常ならざる人気者ぶりは、まさにその英雄としての血の『カリスマ』性の為せる業であろう。

「それにしても、一体どうなされたのでしょう。私はただ、お友達になりたいと思っただけなのに。──ううっ、やはりこれまでの行いがあまりにもひどかったので、一朝一夕には信頼を得ることなぞできないのですね……」

「──いえいえいえいえいえ、今のあなたの言動があまりにアレだったので、きっと誤解しておられるのですよ⁉」

「誤解って、一体何を? 先ほどの私の言葉を聞いて、女同士で友誼を結ぶこと以外、一体何があるというのです」

 この純粋培養の、文字通り『深窓の令嬢』が⁉

 もはや悪役令嬢どころか、単なる『ネンネ』じゃないか。

 ──まったく、ご自分の人並み外れた神秘的なご容姿が、他人にどんなに多大なる影響を与えているのか、ちっとも自覚しておられないんだから。

「……まあ、彼女との御友誼については、焦らずにこれからじっくりと、進めて行くことにいたしましょうよ」

「そうですわよね! これからも私が心からアプローチして行けば、あの方もきっとわかってくださいますわ♡」

 だから、焦るなと言っているだろうが⁉

 あんたが無駄にヤル気を見せるほどに、相手を怯えさせることになるだけなんだからさ!

「……ああ、楽しみですわ。私にもついに、『お友達』ができるのですね!」

 恍惚の表情で、心の底から本音を漏らす、我があるじ

 確かに彼女の周りには、同じ上級貴族である取り巻きのお嬢様以外には、真に友と呼べる御仁は、ただの一人も存在してはいなかった。


 ……仕方ない。この暴走お嬢様の手綱を握るのも、お世話係にしてお目付係でもある、武装量子魔術クォンタムマジックメイドたる、この私のお役目ですしね。


 そのように心の中でつぶやきながら私は、これから繰り広げられていくであろう、どこか調子外れホンキートンクな『悪役令嬢物語』について、思いを馳せていくのであった。

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