第4話 人は年を取ると下品になるという観察

今日も日本酒を少々ののみながら・・・


さて、子供のころの話をしよう。

小学1年生頃の話だ。お店に行って銀玉鉄砲が欲しくて商品をもって眺めていた時、親が隣にきて私のほっぺをビンタするのである。記憶はビンタされた瞬間までしかないが、その時に言われた言葉を覚えている。


「買わないものには手を触れるな!!」


と怒鳴られた記憶がある。


小学2,3年生頃の話である。

食事をしていると父親からいきなり怒鳴られた。


「食べているときにクチャクチャと音をだすな」


小さい子供の私は恐怖に慄き泣いたことだけは覚えている。


他にもいくつもあるが、父親のしつけとして殴られ怒鳴られた記憶というものは覚えているものだ。怒鳴られたり殴られたりするとその瞬間だけは確実に記憶に残る。


人の顔や名前は覚えられないが、殴られたことの記憶だけは覚えている。


さてなぜこんなことを書いているかといえば・・・

最近、父親が食事をしているときにクチャクチャとくと開けて食べ物を噛むようになった。昔はそういったことを多少は気にしていた母親も何も言わないが、隣で食事をしている私としては不愉快極まりない。


心が狭いといわれてもいいが、一緒に食事をする人が無駄に音を立てて食事をしていると美味しいものもおいしくなくなる。隣の席の人が鳴らすのは多少は我慢ができるが、どうしても真横に座る人が音を鳴らすと気持ち悪く感じる。


別の話をしよう。


一緒に仕事をする人の話がだが、その人が煙草を吸った後に煙草のフィルタをその辺に捨てるのだ。外国だと当たり前のようだがここは日本である。しかも、畑の真横なので誰も掃除はしないので長い間のこってしまうのだ。


次の今日の話をしよう。


食事をしようと思ってと真後ろの席からリップ音が聞こえるのだ。それも定期的にである。”チェ”と音が聞こえると3秒おきぐらいに”チェ”と3秒の間にビールを飲んだりおつまみを食べたりしている。


繰り返すが、心が狭いといわれても不愉快であると言わざる負えないが、その程度で相手に文句をいうのもいかがなものかと思ってしまう。席を移動すれば解決する話なのだからと考えて移動するが、この音が意外と響くので一番端の席に座ったのに定期的に聞こえるチップ音に食事をすることを諦めてしまった。


ここ数年間感じるのは人は年を取る事に図太くなり人のことを考えなくなるように思える。もちろん、考える人もいるのだろうが目につくお年寄りはそんな人ばかりである。

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