王女から剣闘士へ! 一歩一歩高みを目指す彼女の活躍を括目して見よ!

祖国を滅ぼされ、恋する人を殺され、囚われの身となった王女カサンドラ。
彼女の復讐の相手は、竜の力を操る規格外の英雄・シグルト。
シグルトによって、剣闘士の身に落とされたカサンドラは、いつか復讐する時を夢見て、今まで持ったこともない剣を、その手に握り、立ち上がる――。

剣闘士として一歩一歩ランクを上げていくカサンドラの活躍が丁寧に描かれています。
今まで、戦ったこともない王女が剣闘士にされてしまうのですが、彼女が戦えるようになるまでの過程や理由も描かれ、リアリティがあります。

戦闘シーンも読みやすく、また、舞台がアリーナということもあり、戦う敵もバリエーションに富んで、飽きさせません!

特にグラディエーターでのロイヤルランブル戦は、戦況がどうなるのかまったく読めず、はらはらしっぱなしでした!

舞台の裏では、不穏な影も見え隠れし、いったいこれからどうなるのか……まだまだ目が離せない作品です!