第6話

「ねえ、せっかくですからデン、今夜はお隣同志で晩餐をいただくのは、いかがでしょう。隣で見張ってくだされば、わたくしの気も変わりにくいと思いますわ?」

「気が変わるなら変えてもいいんだ。まさかエレンディラも得票のために、俺に身売りしろとは言うまいよ」

 渋々とぼやきながら、イェズラムはまた、散らかった女部屋の床の、空きのあるところを拾い歩きつつ、見慣れぬ部屋サロンからの退路を行った。ギリスはそれに、ひょいひょいと付いていった。

 横目ににっこりと、秋波を送ってくる女英雄もいた。ここは凄いところだなと、ギリスは感心した。確かにデンたちが言うように、まるで売春宿ポヤギみたいだ。本物のほうには、まだ行ったことがないけど。

「もうっ、意気地がないのですね、エル・イェズラム。もう撤退ですの?」

 苛立った声で、エル・ファランジールが上座から怒鳴っていた。肩をすくめて、イェズラムは怯えたふうな仕草を作った。

「そうだよ。お前らより、守護生物トゥラシェと戦うほうが、俺にはよっぽど怖くないのさ」

 言いながら去る、養父デンの逃げ足は早かった。すたすたと、苦笑のような顔のまま去って、濃厚に漂う白粉おしろいの匂いが薄れるあたりまで、養父デンは足取りを緩めなかった。

 それに走ってついてきていたギリスが、少々遅れをとったあたりで、イェズラムは立ち止まり、養い子が追いついてくるのを、待っていてくれた。

 ギリスはすでに甘い味のしなくなった、七色の飴の軸を、まだ口に銜えたままで、養父デンの横に並んだ。

「イェズラム。あれでファランジールは、イェズの都合のいいほうに、投票するの?」

「さあ、どうかな。知ったことじゃないさ。何もしませんでしたでは、後が怖いから、何かしにいっただけさ」

「後が怖いって、守護生物トゥラシェより怖い、何があるの?」

 うっかり口を滑らしていた養父デンに、ギリスは訊ねた。イェズラムが、やれやれという顔で、眉間を揉んでいた。

「怖くないよ、女は。みんな優しいよ」

 養父デンを励まそうと、ギリスは微笑んで、そう教えてやった。イェズラムはそれに、まだ目を揉みながら、笑って頷いていた。

「そうだな。お前は俺より大物になりそうだ」

「そうかなあ。そんなの無理だよ。だって俺、馬鹿なんだもん」

 照れながら、ギリスは褒められた嬉しさで身を捩っていた。それを笑いながら見て、イェズラムがギリスの歯の間にある、飴の軸を引き抜いてきた。

 そこにあった飴は、すっかり溶けてなくなっていて、七色の飴だったはずのそれは、ただの竹の軸になっていた。そして、その、元は赤い飴玉が突き刺さっていたところに、焼き印らしきもので、焼け焦げた星印がくっきりと、捺されているのが見えた。

「当たりだ。初めて見た」

 びっくりしたように、イェズラムは片方だけの目を、見開いていた。

「当たりなの?」

 イェズラムが握っている飴の軸を、いっしょに覗き込もうと、ギリスは養父デンの手をとって引き寄せた。そして、すでに見えていた星印を、じっと見つめるふりをしてから、ギリスは養父デンの顔を見上げた。

「当たりって、なに?」

「当たると、もう一本、ただでもらえる」

「どうして、ただなの?」

「幸運の星なんだ。遊びだよ」

 しげしげと、焼き印の星を見るイェズラムは、ものすごく真剣な顔をしていた。飴がもう一本貰えるくらいで、養父デンはなぜそんなに一生懸命の顔をするのかと、ギリスは不思議だった。

 二本目のをくれるとき、養父デンはまだ何本か、懐に新しい七色の飴を、隠し持っているように見えた。それも俺にくれるのかと、ギリスはちらりと目ざとく見ていたのだ。

 まだ沢山あるのに、どうしてイェズラムは、ただでもらえる飴なんか欲しいのだろう。飴なんて、自分では滅多に食わないくせに。

 養父デンは甘いものが嫌いで、皆が甘味を楽しむ茶会の時間でも、付き合い程度に小さいのを、ひとつふたつ、口に入れる程度だ。なぜかは知らないが、イェズラムは菓子を食わないのが、癖になっているらしい。昔からの癖だと、本人がそう言っていた。

「ギリス、悪いんだが、これをもらってもいいだろうか」

「いいよ。もともとイェズが買ってきたんじゃん」

 真面目に頼んでくる養父デンが不思議で、ギリスは首を傾げた。もう食い終わった飴なんか、持っていてもしょうがないし、それにギリスには上の市街地の、どこにあるのかも知らない菓子店まで、ただの飴をもらい受けにいくつもりもなかった。せいぜい幸運の星なるものを、記念にとっておいて、新しい宝物にする程度だ。それも他ならぬ養父デンが欲しいというなら、分けてやってもよかった。

「すまないな。昔から、どうしても気になっていたんだ。この飴に、本当に当たりがあるのかどうか」

 昔からと、養父デンは懐かしそうに言った。そういえば、この飴をくれるときにも、イェズラムは、懐かしいという顔つきだった。

 一体なにが懐かしいのか、それは問うまでもなく、すぐに分かった。

 着替えるといって、養父デンが居室に戻る道すがら、あちらも着替えに戻るのだろう、真っ赤っかな族長の行列と、行き合ったからだ。

 族長リューズ・スィノニムは、イェズラムを見つけると、足を止めた。

 いつものことだった。族長はイェズを無視しては通り過ぎない。よほど急いでいれば別かもしれないが、よほど急いでいるように見える侍従が泣きそうな顔をしていても、養父デンに二言三言、ちくりと言っていくためには、いつでも時間を割けるらしい。

 その時も、侍従はいらいらと、焦る顔色だったが、族長はといえば、優雅なものだった。

「選挙だそうだな、エル・イェズラム」

 上座からの声で、ギリスが立位の略礼を終えるのを待たずに、族長は声をかけてきた。その、他より真っ白い、まるで古代の宮廷ダロワージを描いた、初めの族長アンフィバロウの絵のような顔が、にやにやしていた。

「もめているそうだな?」

「もめてなどいない。もう収まった」

 素っ気なく答えるイェズラムの声に、族長はむっとしたようだった。

「そうか。それは何よりだったな。さすがは敏腕のデンだ、我が英雄、炎の蛇よ。点火も上手いが、消火も得意と見える」

「なんでも得意だ、俺は」

 つんと澄まして、イェズラムは答えていた。せかせかと、冷や汗を垂らしている侍従を、気の毒そうに、横目に見ながら。

「つまらんな。今夜の晩餐は荒れ狂うのかと、恐れていたのだが。お前は見張りに来ないのか」

「行く。いつまた出火しないとも、限らんので」

 静かに答える養父デンを見て、族長はまた、にやりとしていた。

「ふうん」

 歯を見せて笑う、その悪戯小僧みたいな笑みは、いつも族長が、太祖から継承した玉座の上で、皆に見せてやっているものとは、全然違った。

「それはそれは。いつも正装を嫌って顔を出さないくせに、内輪の投票ともなれば、致し方ないな。高座にお前のぜんも用意するよう、料理人に申しつけておこう。あんまり長く使わないんで、射手の席にかびでも生えてはいまいか、心配だなあ、イェズよ」

「嫌みを言うな。行き合ったついでだ、これをやろう」

 帯にさしてあった、幸運の星印の飴の軸を、イェズラムは引き抜いて、向き合って立っている行列の中の、族長に差し出した。

 それを侍従が取り次ごうと、手を出しかけたが、族長リューズは先程の養父デンと同じ、びっくりしたような顔で、官服の男を押しのけて、自らの手で、飴の軸をひったくっていた。

「当たりだ。そんな馬鹿な」

 囁くような小声で、族長は早口にそう言った。イェズラムは無表情に、ただ頷いていた。

「お前、作っただろう、これを。ずるいぞ」

 噛みつくように、族長はひそひそ言った。その族長らしからぬ振る舞いに、イェズは顔をしかめていた。

「そんなことをするつもりなら、二十年前にやっている。これは本物だ」

「二十年以上も一度も当たりが出ていないのに、今さら出るわけがない!」

 どうでもいいような事なのに、族長は本気で怒っているようだった。声こそ潜めているものの、もっと踏み込んでいいなら、イェズラムに詰め寄ってきそうな気配だった。

 しかし、当代の星には威厳が必要で、族長が護衛でない者に肉薄してよいのは、後宮のしとねの中か、侍医じいが脈をとるときぐらいだそうだ。

 だから詰め寄られて、イェズラムはそのぶん、一歩二歩と後に退いていた。養父デンはお堅いのだ。

 養父デンから聞くところによれば、族長リューズも昔はイェズラムの養い子で、悪さをすれば頭を張り飛ばされていたらしい。しかし、それが今や玉体で、当代の星だ。張り飛ばすなど論外、お側に寄るのも畏れ多いと、そんな扱いで敬わなければならない相手というわけで、養父デンも苦労している。こちらが気を遣ってやっても、相手が遣わないのだから。

 族長はたまに、腹に据えかねることがあると、養父デンの部屋に怒鳴り込んできたり、愚痴を垂れに来るが、そのついでに、やっぱりここは落ち着くなあ等と言って、だらだら茶を飲んでいったり、時にはごろごろ寛いでいったりもした。そうしていると、派閥の部屋サロンにいるデンたちと、何ら変わらないような気がして、当代の星というのは、一皮剥けばそんなものかと、ギリスはがっかりしていた。

 族長というのは、もっと、有り難いものだと思っていた。天使が聖別した、部族の支配者なのだから。

 しかし、だらだら長居をしすぎて、イェズラムに、さっさと帰れと叱られている時の族長リューズは、ギリスとも大差なかった。ただのジョットだ。イェズラムの。

「この二十年、毎日飴を食って生きてきたわけじゃない。久しぶりで、たまたま買ったら、当たりが出たのでな」

 ちらりとギリスに目をくれて、イェズラムは続けた。

「ほんとは、こいつにやった飴なんだ。しかし、くれるらしいので、感謝して、ありがたく拝領しろ」

「そうか……すまないな、小さい我が英雄よ」

 微かに目が泳ぐ族長は、ギリスの名を知らないらしかった。それも当然だ。ギリスにはまだ英雄譚ダージがない。一度や二度、謁見したぐらいで、沢山いる英雄たちの名を、族長が逐一憶えていられるわけがない。まして、まだまだ生っ白い餓鬼なんて、族長にとっては十把一絡げなのだろう。

「エル・ギリス」

 それでも、ぴしゃりと叱るような声色で、養父デンは教えた。族長はそれに、淡く隠した苦笑の顔だった。

「エル・ギリス。ひとつ借りだな」

「俺の宝物なのに」

 ギリスは恨んでそう言った。イェズが欲しいというから、分けてもいいかと思ったのに、まさか玉座に献上するとは。そんなの聞いてない。

「すまないな。何か褒美をとらせよう。何がいいだろうか、エル・ギリス」

 にこやかに、族長は訊ねてきた。養父デンの話では、この族長は、子供が好きらしい。だから、まだちびっこい自分のことも、好ましかったのだろうと、ギリスはうつむいた。やはり自分は、まだまだ子供なのだろうなと思って。

「馬がほしいです、閣下。足が速くて、誰よりも先に、先陣が切れるようなのを」

 ギリスが頼むと、族長は頷いた。

「エル・ギリスに、王宮の厩舎より、名馬をとらせよ」

 気前よく、侍従にそう命じて、族長は連れ歩く官服の群れに、お辞儀をさせていた。

 それはたぶん、とても名誉なことだった。族長の厩舎には、並み居る名馬が繋がれていたし、その血筋は、古い英雄譚ダージにあるような、名のある馬から連なるものだ。

 きっと風のように走るだろう。

 それでも急に、とりあげられた幸運の星が、惜しい気がして、ギリスはもじもじした。しかし今さら返せとは、言ってはいけないのだろうし、イェズラムも恥をかくのだろう。

 仕方がないので、ギリスはじっと俯いていた。

 族長は上機嫌に、もらった幸運の星を、黄金とぎょくの煌めく束髪に、挿したようだった。

「やめろ、リューズ。馬鹿みたいだぞ」

 小声で鋭くたしなめる、イェズラムの声に、族長リューズは機嫌よく、鼻で笑ってみせた。

「ふん。そんなことを思う奴がいたら、斬首にしてやる。俺に文句のあるやつが、この宮廷にいるものか。お前のほかにな、エル・イェズラム」

 ふっふっふと含み笑いする声がして、そして衣擦れの音がした。族長の行列が、また進み始めるようだった。

「飴にまつわる賭は、俺の負けだな、イェズよ。なんでもいうことを聞くよ」

 行きすぎようとするまま、振り向いて、族長はイェズにそう言った。

「ではそれを髪に挿してるのをやめてくれ。族長冠を帯びる頭がそんなふうでは、墓所の祖霊が嘆かれる」

 イェズラムがそう頼むと、族長はますます笑って、ついさっき挿したばかりの幸運の星を、おとなしく引き抜いていた。

 そして、これでいいだろうと見せつけるように、取った飴の軸をイェズラムに示しながら、族長は立ち去った。高座に匂う、祖先伝来の薫香くんこうを、うっすらと残して。

「イェズラム。族長にも、この飴をお土産にしたの?」

「そうだ。即位するずっと前の話だ。子供の頃、あいつはいつも、腹が減っていたんでな」

「王族なのに? よっぽど大食いなんだね」

 厳しく育てられる英雄達と違って、王族は甘やかされている。食いたければ、食事も菓子も、ふんだんに食えるし、何不自由がない。それでもまだイェズラムに、菓子をねだるとは。イェズが茶会の菓子を食わないのも、嫌いだからだと本人は言うが、たぶんそれは事実とは違う。

 茶会で食いきれなかった菓子は、懐紙に包んで持ち帰るのが作法だが、イェズはたぶんそれをずっと、ジョットにくれてやっていたのだ。今はギリスにくれるように。昔は族長にくれてやっていた。自分だってまだ、腹の減るような年頃だった時でも、節制を躾けるため敢えて限られている小英雄向けの食い扶持の中から、弟に分けてやっていたのだ。

 今では大して食ってるようには見えない族長にも、そんなかつえた時代があったのかと、ギリスには不思議だった。大人達は、生まれつき大人のような顔をしているが、たぶんそうではないのだろう。養父デンの部屋で養われていた頃の族長は、たぶん今の自分と大差ない、元服したての餓鬼だったのだ。

「イェズラムにも、子供のころって、あったの?」

 不思議に思って訊ねると、養父デンは笑っていた。

「あったよ。俺もお前と同じように、赤ん坊の時にこの王宮に連れてこられて、英雄としての名を授けられた。そしてここで育ったんだ」

「信じられない。イェズにも幼髪の頃があったなんて。最初からデンだったのかと思ったよ」

 ギリスは真面目に話していたが、イェズラムはそれが、可笑しくてたまらないようだった。くつくつと笑うイェズラムを連れて、ギリスは英雄たちの引きこもる、自分たちの縄張りへと戻る道を、小走りの足取りで行った。

「そんなことはない、エル・ギリス。皆はじめは赤ん坊で、やがて大人になって、いずれは年老いて死ぬ。それが世の道理だ。生まれつき賢い者も、なんでもできる者もいない。皆、それぞれ努力して、人並みになっていくんだ。それは族長でも、英雄でも同じさ」

 珍しく、にこやかに歩くイェズラムは、部屋に着替えに帰るのかと思っていたら、それとは全然別のほうへと、ギリスを連れていくようだった。どこへ行くのか、訝しみながら、ギリスは行き先を尋ねはせず、おとなしくついていった。イェズラムが連れていくところなら、どこへ行こうと構いはしなかった。どこへ行くときも、どこへ行くのか尋ねようという気が回らないことが、大抵だった。

 それに、養父デンが気分がいいことは、近頃あまりなくなってきた。具合がいいらしい養父デンの姿が嬉しく、ギリスも上機嫌だった。

「お前もいつか、一人前の英雄になるだろう。そのとき俺は、もうこの世にいないだろう。そういうものだ、ギリス。さっきの飴の色が、次々変わるみたいにな、赤の時代が終わって、次の色に変われば、前の赤は、もういない。だけどまた、新しい時代の色合いと、それ独特の味わいがあるさ」

 歩きながら、新しい飴を懐から出して、油紙を剥きながら、イェズラムは諭す口調で話していた。食うかと差し出された真っ赤な飴を、ギリスは受け取って、それをまた口に入れた。甘いいちごの味がした。

 黙って聞きながら、飴を食っているギリスの背を、イェズラムの腕が、やんわりと押していた。それに案内されて、連れてゆかれた部屋には、盛大に泣き喚く声が、満ちあふれていた。

 がらんとした清潔そうな部屋の中に、丈の高い囲いのある机のようなものがあり、その側には、肩布のある白い前掛けをして、結い上げた髪をやはり白い布きれで包み込んだ、女たちがいた。

 やけに胸の大きい女だなと、ギリスは思った。エル・ファランジールよりも、でかい。

 それもそのはずで、彼女らは乳母だった。囲いの中で盛大に泣いているのは、赤ん坊だった。額に赤い石のあるのと、青いのと、黄色いのとがいた。

 その赤ん坊たちは、身も世もなく泣いていた。体を引きつらせて泣いている、襁褓むつきにくるまれた一人を、にこやかな乳母が抱いていき、部屋の壁際にあった椅子で、肩布に隠して乳をやりはじめた。

 乳母の乳房を含ませられると、赤ん坊は瞬時に泣きやんだようだった。腹が減っていたらしい。そういえば俺も腹が減っていると、ギリスは思った。よしよしと、歌うように言ってやって、赤子をあやしている乳母の声が優しく、羨ましかった。俺も誰かにそんなことを、言ってもらっていた頃が、あったろうか。あったのだろうけど、憶えていない。気がつくと、子供ばかりの大部屋にいて、いつも誰かと、争っていた。

「皆様、お元気で、順調にお育ちです、エル・イェズラム」

 赤ん坊をつれていった女たちの、束ね役であるらしい、歳をとった女が、イェズラムに深々と腰を折ってから、そう報告していた。イェズラムはただそれに、頷いてみせていた。

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