バランスブレイカー、回収します! ~異世界で負荷テスト実施中!?~ | 偽田中一郎様

「今日は何のアニメを観ようかな?」

 俺はカクヨム動画でアニメを探していた

「どんなのがいい?」

 17歳になる娘はスマホをいじりながら「ファンタジー」と答える。


「あいよ~。では、ネット再生をポチッとな」


『バランスブレイカー、回収します! ~異世界で負荷テスト実施中!?~ | 偽田中一郎様』

(※実際にはカクヨム動画はないので、カクヨム小説をお読みください。)


『 異世界から転生したおっさんは世界の管理者から新しい世界で暴れて欲しいと頼まれ、新しい冒険をする決意をする…… 』


「おっさんの転生は駄目だ!」


 娘よ……パパもおっさんなんだが……


「オレは年齢が近くて、おもしろいし。ほとんどが10代の転生ファンタジーだからたまにはいいんじゃない?」


「おっさんが転生して幼女ケモミミになっても中身はおっさんなんだよ!中身がおっさんの幼女ケモミミに萌えるの?愛でることができるの?」


「いや……とある電脳世界では幼女ケモミミの中身オッサンで人気があるらしいぞ」


「どこの電脳世界よ……」


 娘はスマホをいじり始めてしまった……


『 コタローはダンジョンへ行ったり、神様からの神託(世界の管理者からの司令)をこなす冒険を続ける。ダンジョンから帰ったコタローに冒険者ギルドで出会ったベルファニルが胸元の首飾りを見せてきた…… 』


「ストップ! せっかくのシチュエーションなのに胸の描写が薄い!やり直し!」


「……いや、そこを頑張っても……」


 娘は力説する。


「エピソードタイトルにをつけてるのに、胸の描写が薄いとワタシはされないの!カクヨム動画みるのは、そーゆーのが好きなやつばっかだって!」


 決めつけるなよ……カクヨム動画観てる人に謝っておこう。ごめんなさい。


「とにかくダンジョンに胸が必要なの。モンスターに攻撃された女騎士が貧乳だったらファンタジーとして成立しないでしょ!!」


「ファンタジーの定義がおかしいだろ……」


 そのとき娘のスマホの着信音がなり、電話にでる。


「…………今アニメいいところなんだけど。」


電話切った娘は出かける準備を始める。


「……彼氏から呼び出しきたから。ちょっとでてくるね。」


「暗くなる前に帰ってこいよー」


「うーん……多分無理」


「8時帰宅でお願いします!それ以上遅くなるなら迎えに行きます!」


「えー……」


 帰ってくると信じて続きでも観るか


バランスブレイカー、回収します! ~異世界で負荷テスト実施中!?~ | 偽田中一郎様


 ↓  ↓  ↓

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054886895652


【執筆者 さんくま あとがき】

罵倒できませんでした。すみません。


そういえば、昔父親やっていたとき5歳の娘から「どうしてパパの観るアニメは胸が大きいお姉ちゃんばっかりでてるの?」って聞かれたので、「オレがアニメを作ってないから、なんでだろうねー」ってごまかしてしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る