第27話

「着替えはちゃんと持った?洗剤とか・・・」

「大丈夫、持ったよ。心配しすぎ、母さん。」

「まったく、合宿まで行くくらいなんて。宿題もちゃんとやるのよ。」

「うん、ありがとう。じゃあ、送ってくれてありがとう。行くぞ、枇杷島。」


「ジョーくん、急に大人っぽくなっちゃたわねぇ。」

「そう?でも、なんだか寂しいわね。」

「そうね、1週間もなんて、大丈夫かしらね。」


学校まで車でそれぞれ送ってもらって、八木先生と合流した。


「それでは、責任持って預かります。なにかあったらご連絡しますので。」

「はい、よろしくお願いします。」


荷物を先生の車にのせて、後部座席に2人乗った。

いつもは4人乗りの車を今日はワンボックスで来てた。

すでにボールや、いろいろ積んであった。


「じゃ、ちょっと遠いけど。」

「よろしくお願いします!」

「八木っち安全運転で!」

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