用語・ルーシー連邦側

●ラドム友好協力相互援助条約機構(ОРД=Организации Радомского Договора)

 東側諸国でルーシー連邦を盟主として締結された軍事同盟。単に「ラドム条約機構」とも。西側での略称は「RTO」。

 西側諸国のBSTOに対抗して発足した。ただし大秦華は加盟していない。

 史実のワルシャワ条約機構に相当します。


●ウリヤノフ勲章(Орден Улья́нова)

 ルーシー革命の指導者ヴァシリー・ウリヤノフにちなんだ、ルーシー連邦最高位の勲章。軍事・科学・芸術・産業などの各分野で目覚ましい功績を上げた人物、組織、都市等に与えられる。東側に於ける最高の名誉と言える。

 リヴィンスキー大佐は秋津島との戦争で上げた戦績を称えられ、この勲章を授与されている。

 史実のレーニン勲章に相当します。


●OKB-729(ОКБ-729 имени В.И.Серебряков)

 ルーシー連邦の抱える秘密設計局の一つ。通称は「セレブリャコフ設計局」であり、その名の通りヴィーシャが局長を務めている。彼女以外にもアーデルハイト・シューゲルの元同僚やかつての部下達も強制的に徴用されている。所在地は不明で、女性という事も含めて局長=ヴィーシャに関する情報は秘匿されている。ただし、山脈内に建設された核シェルターを兼ねる巨大な地下要塞である事だけは判明している。

 主に魔術・魔導機人に関する最先端の研究と魔導師の育成を行っており、連邦内ではその第一線に立っている。

 人工衛星からでは確認出来ないように、殆どの設備は地下に建造されており、電力は地熱発電で賄われている。更に極秘試験を兼ねて防衛用に数々の最新試作兵器を取り揃えている。また、輸送機等を含めた通常機体の為の長距離地下滑走路に加えて、防空用戦闘機の為に短距離地下滑走路が建設されている。これでの離着陸の為に短距離離陸拘束着艦機(STOBAR機)へと改造を施された機体が配備されており、此処での運用データは後にアドミラル・クズネツォフ級航空母艦の建造に活かされる事と成る。

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