第42話 李恢《りかい》:南方の反乱を鎮圧して蜀を支えた功労者

李恢りかいは字を徳昂とくこうといい、建寧の人です。


劉備りゅうび劉璋りゅうしょうを攻撃したとき、李恢は劉備の勝利を確信し、その元へと赴きました。

劉備は李恢に馬超を味方にするよう命じられ、これを見事こなして信頼を得ます。

反乱を疑われたときも劉備は信じず、事実をはっきりさせたうえで、別駕従事に昇進させました。


諸葛亮が南方平定へ向かったさいには従軍し、大きな功績を残します。

以来、南方で反乱があったときには李恢が赴いて鎮圧し、蛮族たちに金銀などを納入させました。

蜀を陰で支えた功労者ともいえます。

建興9年(231年)、漢中で病死しました。


李恢の息子は李遺(李蔚)といいます。民間伝承では関羽の娘・関銀屏(関三小姐)の夫となっています。

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