(受付済)ヴィラン:破滅の花園 アルトイリス

「失う事は悲しい事です。変わらぬ事は素晴らしい事です。我々と今を守り、停滞を賛美しましょう」


 第1991支部の巨大スポンサーの一角にして、重鎮の一人。

 一つの大陸を丸ごと花畑として支配する彼女は、本来であれば社長戦争には無関心を貫いていた。あちらの利益とこちらの利益をいい塩梅に保つ、彼女はそれだけしか関心がなかった。

 ではなぜ、彼女がこの場にいるのか。

 ダメもとで参戦要請を出したアライ社長は、彼女の姿を見て大いに驚いたという。

 すべては「変わらない」ために。



【キャラクター名】破滅の花園 アルトイリス

【性別】女性

【所属陣営】♦

【性格】かなり控えめでマイペースなアルルーナ。状況の良し悪しに関わらず現状維持と静観を好む。実力は確かなのだが、滅多にやる気を出さないことで知られており、参戦の動機も非常に利己的なものであった。


【武器】

 荒れ狂う蔦刃:棘だらけの極太の蔦を無数に操り、敵をズタボロにする。

 収穫の鎌:鎌状の蔦で突き刺し、敵の体力を吸収する。

 ソーラエンパイア:光学兵器。陽の光を明一杯吸収し、収縮してビームとして打ち出す。ポケモンのソーラービームみたいな。

 惨劇の呪粉:アルトイリスがまき散らす花粉。麻痺、昏睡、視界不良、猛毒、錯乱、幻覚、倦怠感、花粉症、嘔吐感といった厄介なバットステータスを無差別に与える、大変迷惑な攻撃。


 カロリングレーザー:切り札。ルール上若干反則になりかねない攻撃。

 今までに蓄えたすべてのエネルギーをもって巨大化し、体長40メートル近い、ビオランテ……もとい巨大花へと変化する。動けなくなるが、大地に根を張り周囲を猛烈な勢いで森林に変え、大地の栄養を根こそぎ吸い尽くす。

 そして、開花した巨大な花からすべてを破壊するレーザーを乱射する。


【容姿】

 アルルーナという上半身が人間で、下半身が植物の魔物。人間部分は10代の少女のように見えるが、肌や髪の毛まで全部緑色。植物部分は様々な巨大植物が融合してできていて、結構不気味。蛸のように蔦を這わせて動く姿は、さながら移動するお花屋さん。体長は5メートルほど。どうやって部屋に入る気だ。

 一応、あらゆる植物をその場で生成する力も持ってるが、戦闘面では特に意味はない。また、彼女からとれる蜜は栄養価が高く、高級回復薬の原料になる。彼女を倒せば、その場で回復薬ゲットだ!


 彼女が参戦したのは「現社長(モナリザ・アライ)以外が社長になったらカンパニーが終わる」という、消去法的理由。そのため、いまいち危機感に欠けていて、自分が窮地に陥らないと恐らく本気を出さない。

 

補足:戦闘スタイル

 彼女は非常に弱点が多い。

 まず、植物なので当然炎に弱い。また「斬る」攻撃にも弱い。ヴェリテとは逆にメカ系の敵にはソーラエンパイアくらいしか攻撃方法がない。

 そしてなによりも、機動力が亀。遠距離攻撃持ちにはいい的である。

 しかしながら、生身の生物が相手にするとなると途端に難敵と化す。あらゆる状態異常を付与する花粉で、あっという間に無力化され、ドレインされる。場合によってはあのヴェリテ相手でも勝算がある。


・ベルの位置

 植物化した体内の奥深くにあるので、盗むという手段はほぼ封じられる。素直に倒した方が早い。


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