北西 森跡地

『黒焦げな森』アッシュ・ブラック

・概要


元々は自然豊かで動物も多く住み、そしてエルフが自生する緑深き森だった。

が、王国のカンパニーへの支払いが遅れたため、強制徴収という形でエルフが追い出されることとなった。

当然反発するエルフたちはゲリラ戦による徹底抗戦の構えをとる。対し、カンパニーは枯葉剤とナパームにより森そのものを破壊した。


・地理


周囲には背の低い草木が生えているものの、ある一線を超えてからは植物はなくなる。

何もかも真っ黒で、炭化している。まるで影を切り出したようだが、陽の光の下では鉛筆の芯のように煌めいて見える。

木々は葉こそないが炭になっても立ち残り、森としての面影を残している。木の高さは平均して10mほど。だが中には見上げるような巨木が真っ黒になっていたりもする。

心持ち活性酸素が多く、気温が高い。


・特産


炭、狙ったわけでもないのに高温で無酸素状態ができ、木々が巨大な炭となっている。これひとかたまりでそれなりの燃料となるも、この王国の住民はエルフへの罪悪感と呪いの恐怖から使いたがらない。また、風に粉が舞って火に触れ、粉塵爆発というのも名物。

アサシンエルフ、ダークエルフでもないのに前身を真っ黒にして狙撃してくるエルフがちらほらいる。盗賊で、荷物狙い。平均して腕は良く、男は戦場で死んでいるため若い女が多い。

カラス、真っ黒なので見えにくいが、そこそこの数が飛び回っている。

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