突撃銃(暫定)

●豊和工業 二四式突撃銃(一型)

 帝国陸軍制式の突撃銃。皇紀2624年(西暦1964年/昭和39年)採用。

 60年代の南米動乱において、ジャングルでのゲリラ戦法の有効性が証明(史実のベトナム戦争に相当)され、小口径高初速弾を使用する突撃銃が求められた。ドイツのハーネル突撃銃やStG49、イギリスのEM-2、ソ連のAK等を参考に皇紀2624年に制式採用される。

 作動はロングストローク・ガスピストンとティルトボルト方式。標準でバイポッドや折り畳み式肩当てを装備する等、接近戦よりも結局は命中精度を追求した仕様に成っている。なお、安全装置を兼任するセレクターは「匍匐前進中の誤作動防止」を理由に機関部右側面に付いている為、(左利きでもない限り)瞬時に操作し辛い。

 外見上はAR-10やFAMAS同様、レシーバー上部にリアサイトを付けたキャリングハンドルと、その中にボルトハンドルを備えている。

 後述の二型が正式採用されると、本銃は「一型」として区別される。


○二五式突撃騎銃

 二四式のカービン仕様。皇紀2625年(西暦1965年/昭和40年)採用。

 銃身の短縮の他、バイポッドと折り畳み式肩当てを廃し、四四式騎銃と同様の折り畳み式の刺突型銃剣を追加している。


○二六式テラ突撃銃/突撃騎銃

 二四式及び二五式の挺進連隊(空挺部隊)仕様。皇紀2626年(西暦1966年/昭和41年)採用。

 テラは「挺進落下傘/挺身落下傘」の略。ただし二式テラ銃の様に分解可能な構造ではなく、銃床を折り畳み式スケルトンストックとしただけである。


○二四式軽機関銃(一型)

 二四式突撃銃の分隊支援火器型。

 機関部の堅固化、肉厚の長銃身への交換、廃熱性に優れたバレルジャケットを装備する。


○二四式突撃銃二型、二五式突撃騎銃二型、二六式テラ突撃銃二型/突撃騎銃二型、二四式軽機関銃二型

 後期型とも呼称される改良型。皇紀2640年(西暦1980年/永文2年)採用。

 使用弾薬が改良型の6.5mm弾である四〇式普通実包に変更された為、適切な旋転率の銃身に変更された。この改良は二五式突撃騎銃や二六式テラ銃も同様である。

 その他、木製だったグリップ・ハンドガード・ストックが、樹脂製に変わっている。キャリングハンドルは着脱式に変更され、ボルトハンドルも取り付け部直下に移動し両側面から操作可能なアンビスタイルはそのままである(ただし左右で形状が異なる)。バイポッドと折り畳み式肩当ても着脱可能に成った。廃莢口にはM16A2同様にケースディフレクターが追加されており、薬莢入れのアダプターも兼ねている。

 セレクターは「匍匐前進中の誤作動」の報告が大して無かった事に加え、米軍のコルトM16や独軍のモーゼルStG64(史実のH&K G3に該当)が左側セレクターを採用し続けている事から、左側セレクターの有用性が認められ、機関部右側面から左側面に変更された。ただし、折り畳み式銃床との干渉や左利き射手の要望で右側セレクターへの変更及びアンビ化も可能と成っている。

 消炎制退器(フラッシュハイダー)も形状が変更され、マズルブレーキ機能が改良された事により、命中精度低下が抑制されている。

<性能>

全長

 突撃銃:1060㎜(銃剣装着時:+388㎜)

 騎兵銃:985㎜(銃剣展開時:+354㎜)

 テラ銃:800㎜(銃床展開時:+260mm、銃剣装着時:+388㎜)

 テラ騎銃:725㎜(銃床展開時:+260mm、銃剣装着時:+354㎜)

 軽機関銃:1095mm

銃身長

 突撃銃:560㎜

 騎兵銃485㎜

 軽機関銃:560㎜

重量(装填弾倉込み時:+615g)

 突撃銃:‪4050g

 騎兵銃:‪3920g

 テラ銃:4250g

 テラ騎銃:4100g

 軽機関銃:5800g

使用弾薬:二四式普通実包(6.5mm×43弾)、四〇式普通実包(二型のみ)

装弾数:20/30/75(+1)発

作動方式:ロングストローク・ガスピストン、ティルトボルト方式

発射速度

 一型:毎分550発

 二型:毎分450~600発

トリガー:セミオート/フルオート

銃口初速

 突撃銃一型:毎秒770m

 突撃銃二型:毎秒785m

 騎兵銃一型:毎秒740m

 騎兵銃二型:毎秒755m

 軽機関銃一型:毎秒770m

 軽機関銃二型:毎秒785m

有効射程

 突撃銃一型:約700m

 突撃銃二型:約600~800m

 騎兵銃一型:約400m

 騎兵銃二型:約300~500m

 軽機関銃一型:約800m

 軽機関銃二型:約700~900m


 外観のイメージは自衛隊の64式小銃の試作型の一つ「R-1型」です。AR-10っぽいですが、二四式の派生型の場合はその限りではありません。


●豊和工業 五八式突撃銃

 二四式突撃銃に替わる新型の突撃銃。皇紀2658年(西暦1998年/永文15年)採用。

 二四式と異なりブルパップ方式の構造を採用している。また、命中率を向上させる2点バースト射撃を追加し、発射速度も毎分750発に上がっている。

 外装にはポリマーフレームを採用している。排莢口は左右切り替えが可能であり、どちらにも薬莢入れが装着可能。

<性能>

全長:‪883.92‬㎜

銃身長:‪624.84‬㎜

重量:‪‪3628.7g

使用弾薬:四〇式普通実包(6.5mm×43弾)、二四式普通実包

装弾数:20/30/75(+1)発

作動方式:ショートストローク・ガスピストン、ロータリーボルト方式

発射速度:毎分750発

トリガー:S/2/F

銃口初速:毎秒777m

有効射程:約600~800m


 外見としては、HSプロダクト VHS-2のプロトタイプ、FAMAS Felin、ノリンコ T97NSR FTU(95式歩槍の北米民生向け輸出仕様の一つ。中型害獣駆除用途で人気。お値段$879也)等をイメージしています。

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