新たな脅威

「ごめんごめん、遅くなった!」

 その日の夕方――とは言っても日はとっくに沈んでいたが――大輝が慌てて役場に飛び込んできた。

 それを待機していた仲間が文句を垂れながらも迎える。

「おい渋沢、遅いぞ! 皆で見るって約束だったろ!? ぴよちゃん達のお土産、早く見たくて仕方ねぇんだよ! ……物によっちゃあ、焼き肉ものだからな!」

「それより、これにしませんか!」

 武がチラシを掲げる。

 そこには今日川原で開催される明治街の花火大会のお知らせが書いてあった。

「そう言えばそんなイベントもありましたね。どれどれ……」

 徹がチラシを読みながら言う。

「あ、川原付近で屋台も出るらしいですよ」

「焼きそば焼きそば!」

「チョコバナナ!」

 修平と武が欲しい食べ物の名前を元気よく言いながら小躍りしている。

「功労者である千恵には綿あめ奢ってやらなきゃな! モチロン大輝が」

「あ、すみません。私はパスで良いですか?」

 てっきり乗ってくれると期待していた修平がずっこける。

「どうしたどうした、千恵! らしくないな。今日何かあったのか?」

「いや、今日の事は別に何でもないんですが……実は花火が苦手なんです」

 苦笑いを浮かべながら言う。

「おやおや、それはどうして?」

「分かんないんですが……孤児院にいた時から花火だけはどうしても苦手で……いつになっても慣れなくて」

「そうだったのか……」

「でも屋台の食べ物は好きなので取り敢えず片っ端から全部買って下さい!」

「おう! モチロン大輝の奢りでな!」

「はい! 委員長の奢りで!」

 変なところで意気投合してきゃいきゃいはしゃぐ彼らをよそに大輝は真剣な面持ちで千恵が盗ってきたデータを見ている。

 額からつうと汗が流れた。

「……ごめん、用が出来ちゃった。今回は修平君の奢りでやってもらっても良いかな」

「何だよ、今日は皆ノリが悪いな。そのデータか?」

「内緒」

「はぁ!?」

「確信が持てるまではちょっとね。多分信じてもらえないかもしれないから」

「何だそれ!」

「取り敢えず皆、今日はLIARの所には来ない事。分かった? ちょっと探り入れてくるから」

 口早にそうまくし立てると、寒くもないのに上着を羽織り、大輝はさっさと出掛けてしまった。

 後にはぽかんとした委員達が残された。

「何だあれ」

 誰かがそう言った瞬間、お互いを見合ってニヤリと笑う。

「説明が少なすぎる!」

「見てやれ見てやれ!!」

 USBメモリの挿し込まれたコンピュータにガバッと飛びつき、その中身を確認しだした。

 まず最初に表示されたのは白い背景を覆い尽くす大量の謎の計算式と謎の機械。

「何だこれ」

「あれ、これってこの機械の名前ですかね?」

 徹が画面右上に表示されている少し大きめの文字列を指差す。

「何々……?」


 Time Machine.


「たいむ……ましー、ん?」

 瞬間、全員が一斉に吹き出す。

「ぶわははは! マジで言ってるのか!? これ! わはは……」

 しかし直後、ある二人組の顔が脳裏によぎった。

 確か目隠れマッシュの紳士風の男と単純茶髪ヤンキーだった気がする。

「え、マジですか、これ」

 武がぼそりと呟く。

「いやいや、信じるには早すぎる。明治街の人間は九割変人だから」

 青ざめながらそう言う修平。

 因みに彼も明治街在住である。

「他のも見てみようぜ」

 引きつった笑みを浮かべて他のファイルを開く。

 他のファイルの殆ども計算式が埋め尽くしていたが、その内の一つは日記になっていた。

「お! 面白そうなの見つけたぞ」


 ○月×日

 希望の花が枯れた。

 奴らに燃やされた。


「……出だしから物騒だな」


 迎えに行った時には遅かった。

 あいつらのせいだ。

 言い訳ばかりしやがって。

 散々利用した挙げ句、助けられなかった。


 許せない。


 人殺し。


 なら殺される前にお前らを燃やしてやる。


「……」

「……」


 ○月×日

 新しい技術を開発する事にした。

 SF的だと馬鹿には出来ない。

 やりようによってはあいつらの言う『幸せのシナリオ』とやらを引き裂く事さえ可能だ。


 僕は本気でパラレルワールドを探しに行くつもりだ。


 ――カチッ。

 ここまで読んで修平はファイルを閉じた。

「さあ! 祭りに行くか! 千恵、チョコバナナ買ってやるからな!」

 怖い物を見た時は現実逃避が一番である。


 実際、この闇だらけの日記もぴよちゃんによって食い潰されているのである。

 それはもう本人の目にも確認されている事であろう……。


 * * *

 RRR……。

 プツリ。

『はい――』

「怜!!」

 怜の耳にLIARの大声が響いた。

『大声を出すな、時間を考えろよ』

「そうじゃない。やられた! 完全に奴らを舐めてた! クソッ!!」

『くそだけに?』

「もう聞いたわ、そのギャグ!」

『はぁ?』

「じゃなくて……取り敢えず、犯罪予備防止委員会からメールとかが届いても絶対に開くなよ! ムカつくひよこにデータ食い潰されるぞ!」

 そう怒鳴る彼の目の前のモニターでは可愛らしいひよこが横一列に隊列をなして画面上のファイルをどんどん食べ尽くしていくアニメーションが展開されていた。

 最後には一匹のひよこが腹を撫でながら画面中央まで歩いて行き、座り込んで「けふー」と幸せそうにげっぷをした。

 このひよこは腹を満たせて満足そうである。

 反対に食い潰されたコンピュータの持ち主は怒りに拳を握り締めていた。

『そうは言ってもなー……』

「はん!?」

 一言一言が煩い。

『もう遅いよ……』

 LIARの目が見開いた。

 耳元で聞き覚えのある幸せそうなげっぷの音が聞こえた。

「渋沢ー……!!」

 正しくは修平である。


 * * *

 イヤホンのラバー部分を耳に押し込み、好きな音楽を流す。

 これでいつ唐突に花火が打ち上がっても一人異様な行動を取ることはない。

 耳を押さえ嫌々と泣きじゃくったあの日が思い出され、苦虫をかみつぶしたような顔をした。

 こういう恐怖を本当の意味で共有できたのがたった一人の彼女の兄であった。

 今はどこにいるのか見当も付かない彼だけが彼女の全てを知り、彼女の全てを助け、守り、慰めてくれた。

 きっと今日のあの瞬間だって、盗聴器等使わなくてもその胸の痛みだけで彼は駆けつけてくれたに違いない。

「どこにいるのかな……本当に」


「どうすりゃ良いんだ……」

 一方その頃、彼女を一回窮地に追い込んだ怪人と情報屋は空っぽになったコンピュータのデータ修復に追われていた。

「こりゃあ祭りにも行けないな。木霊ちゃん悲しがってるわ。こんな事してるんじゃあ、おデートに誘ってくれる人もいないから」

「うるっせ!」

 怜の冗談に冗談抜きで怒鳴るLIAR。これが彼らの日常である。

「……覚えてるのか?」

「まあ一応、大部分は覚えてるし、レフォルムに預けてるUSBメモリが回収できればどうにかなる」

「ただ、そこに手を回されたら厄介だな」

「……」

「それで? どこまで修復できそう?」

 煙草の煙を吐きながら問う怜にまたLIARが悪口を浴びせかける。

「取り敢えずその煙草を止めろ。苛々する」

「つれないなぁ」

「前はやってなかっただろうが。どうして急に始めた?」

「さあね」

 煙草を深く飲んで、吸い殻をほいっと捨て

「死に急いでるのかもね」

 薄く笑んだ。

「はぁ?」

「花のように美しく散りたい……」

 キザにそう言う彼の背後で夜闇に花が咲く。

 それに気付いた彼はふと後ろを振り返り、ぽつりと呟いた。


「おや、花火が上がった」


 自分の好きな作曲家は花火を扱った歌で一躍時の人となった。――今聞いている曲を作った彼である。

 あの時は滑稽だった。

 彼を全く知らない人さえ世間の波に呑まれるように彼を絶賛した。

 私が彼の全てを知れていないように、その人が彼の何を知っているというのだろう。

 美しい花火の色彩を見ながら千恵はぼんやりと哲学をその頭の中で繰り広げた。


 ――ああ。音さえなければ、花火等怖くないのに。


「だよなぁ? LIAR」

「うん? 良く聞こえなか――」


 ドン!!


 目を見開いて、崩れ落ちた。

 すぐ傍に立つ男の銃から硝煙が立ち上っている。


「イヤアァアア!」

 千恵は訳も分からず恐怖に駆られ、右のふくらはぎを押さえた。

 激痛が走り、歩くのもままならない。

 荒い呼吸を何とか抑えようと努力するが、不安は彼女の体から去ろうとしない。

 涙がじわりと滲んだ。

 あの時と同じである。――今回は痛みが伴ったというだけで、あの時と同じ。

 花火を生まれて初めて怖がったあの夜と同じ恐怖が彼女を支配していた。

 脂汗を額に浮かべながら彼女は脳内に浮かんだ文字列をたどたどしく口から吐き出した。


「撃た……れた……?」


「どうして……こんな……」

 血塗れの右のふくらはぎを押さえながらLIARは傍に立つ男に問いかけた。

 脂汗が滲み、立つこともままならない彼の表情は苦悶に歪んでいる。

「ささやかなお返し。君が取り敢えず与えようとした痛みがそれだよ」

 怜のそれとは違う声を聞いて瞬間ハッとなる。

「れ、怜は……!」

「彼なら今頃僕の依頼を受けて忙しなく働いている頃だろうね」

「……!」

「どうだい? 魅惑の窮地に立たされた気分は」

「……今日は散々な日だ」

「大丈夫。今日が最初で最後になるだろうから」

 ザアッと音を立てて風が吹いた。

 また一発、花火が夜空に打ち上がった。

 明るい色彩が銃を構えた男の顔を照らす。

 それを見てLIARは思わず息を呑み、目を見開いた。

「お前は……!」


「お嬢さん、だ、大丈夫かい?」

 突然叫び声をあげ、倒れた千恵に通りすがりの老人が声をかける。

 しかし彼女の耳にはイヤホンが挿し込まれている。当然その声は届いていない。

「もし? お嬢さん?」

「LIARさん……」

「はい?」

「LIARさんが……危ない」

 彼女は人が変わったように突然立ち上がり、ある場所に向かって走り出した。

 全く反応されなかった老人は呆然とその場に立ち尽くしている。


「物騒な物を作ってるねぇ。ね? LIAR」

「……」

「完成される訳にはいかないんだよ。幸せのシナリオはもうすぐ終結する……今更介入なんてさせられない」

「あの子を、生かす事は、出来なかった癖、に……!」

「それは君だろう? 過去に蓋をして人に罪をなすりつける事しか出来ない、愚かで醜い化け物め」

「煩い……!」

 自分を否定しかしない目の前の人物に襲いかかりたいのは山々だが、体を動かす度に右ふくらはぎに激痛が走る為、もどかしい思いをしている。

 そんな中目の前の男は見下すような視線をLIARにぶつけながらひたひたと彼の元へと歩み寄っていった。

「さて。そろそろおねんねの時間だよ。君も早く希望の花に会いたいだろう?」

「……!」

「悪役は倒されハッピーエンド。極めて基本的な物語の運びだ。悪くないね」

「この……野郎!」

「どっちが悪役だなんて言いたげな表情だね」

 ぺたんと力なく座り込む彼の口にまだほのかに熱を持っている火薬臭い銃口をねじ込む。

「君に決まってるだろ」

「止めてぇぇえ!!」

 二つの台詞がほぼ同時に発せられ、LIARに覆いかぶさるような位置にいた男の体に千恵が体当たりをした。

 その体は急にぶつけられた慣性に抗うことが出来ずに転んでしまった。

「おま……ッ、どうしてここに!」

「酷い傷じゃないですか! 取り敢えず動かないで。止血します」

 鞄に常に入れているガーゼと包帯を取り出し、慣れた手つきで巻いていく。

「どうして……ウッ!」

「変に動かないで下さい。――よし、これで大丈夫なはずです」

「良いから、答えろ……どうしてここに来た」

「銃声が聞こえたんです――え?」

 この瞬間、千恵は思いがけない事が起きていることに気付く。

「お前……耳……」

 それはLIARにとっても信じられない事であった――いや、この状況を見れば誰もがそう思うに違いない。

 二人は同時にお互いの顔を見合わせ、目を見開いた。

 無理もない。

 彼女の耳には未だ。――つまり、銃声はおろか、この受け答えすら届いているはずは無いのである。

「どうして……私……」

 イヤホンを取りながら彼女はあり得ない現象に対し、戸惑っていた。

 LIARも暫くの間言葉を失っていたが、千恵の背後でゆっくりと体を起こす男の姿を見てその暇は無いことを確信した。

「千恵……」

「はい」

「ちょっと顔見せてみろ」

「はいぃ?」

「良いから! 唇切れてる」

「え? ――ぅわ!」

 驚いてLIARの方を見る為に千恵が体を起こした瞬間、彼女の胴に腕を巻き付け自分の元に抱き寄せた。

「ちょ! LIARさん! ふざけてる場合ですか!」

「動くな!」

「またそれですか!」

「それ以上近付いてみろ。の命は無いぞ!」

「……!」

「……全く。卑怯な事をしないで欲しいな。それに、ここには来るなって言ってあったはずなんだけど」

 ここで千恵は初めて自分のすぐ後ろに先程突き飛ばした男が立っていることに気が付いた。

 しかも先程のLIARの台詞、その直後に聞こえたLIARの命を取ろうとした男の声。

 全てに聞き覚えがあった。

「ちーちゃんだけでも生かしておきたかったんだけどね。残念だ」

「え……嘘……」

「……」

 LIARが唇を噛み、更にきつく、恐怖におののく千恵を庇うように抱き締めた。

 その瞬間、彼女の瞳にはっきりと映った。

 風になびく茶髪、意地悪く見開いたエメラルドグリーン。

 いつもの能天気な表情などみじんも感じられない冷酷な薄い笑み。

「委員長……」

「顔まで見られちゃったら、もう生かしておけないな」

 ドン、ドン!

「ぐっ!」

「キャアア!」

 瞬間、大輝の握る銃から飛び出した弾を避けるようにLIARが千恵と共に地に倒れ込む。

 大輝が放った銃弾はそれまで彼らの頭があった場所に狂いなく撃ち込まれた。

 辺りが静まり返る。

「ふむ……特殊能力を使ったか」

 そこに二人の姿は無い。

 寸前まで大輝の目を盗んでスマホをいじって情報を集めていたLIARが一瞬の隙をついて千恵と共にとある嘘つきの背後に瞬間移動したのだった。

「中々やるね。でもそうはいかないよ」

 大輝も自身のスマホを取り出し、ニュースの一覧を見る。


 ・ドラフト会議一位は……

 ・大企業○○、今後の方針を発表……

 ・株式会社××の社長、謝罪会見……


 大輝の口元が歪んだ笑みを形作った。


 * * *

 とあるホテルの大きな宴会場、金屏風の裏に彼らはいた。

「うう……ひっく……」

「待て待て待て待て、何でお前もここに居るんだ」

「そんな、委員長……ふぇーん」

「こいつを連れてきた覚えは無いぞ」

「私もこんな事に巻き込まれた覚えはありません!!」

 千恵の叫び声に会場がざわめき、思わずお互いの口をお互いで押さえ合った。

 会場がそれまでの空気を取り戻したのを確認してからほっと息をついた。

「それにしてもここはどこですか……?」

「とある会社の記者会見の会場だよ」

「不正を謝ったりしてるんですか?」

「いいや、寧ろ逆だ。余りに事業がトントン拍子で上手く行ってるから、事業を拡大したいんだと」

「……? そこに何の嘘があるんですか?」

「お前、怜から聞いただろ? 僕の能力はどんな嘘にも等しく発動するって」

「まあ……聞きましたが」

「この会社の事業はそこまでいかない」

「絶対に?」

「僕の能力に例外なんて無い」

「ある意味ありがたい能力ですね」

「正しく運用できればな」

 背後で楽しげな乾杯が交わされた。カメラのシャッター音が騒がしい。

「ひとまずこれで安心ですか?」

「まあ、ひとまずは。まず僕が移動しそうなニュース――ちーがさっき言ってた不正に対する謝罪会見が他にあったし……」

 突然放たれた自分の新たな呼称に驚き、千恵がLIARに詰め寄る。

「ま、待って下さい。ちーって何ですか。そんなの許可した覚えは無いです」

「もう千恵ちゃんなんて呼び合う仲じゃないだろうが。それにその方が呼びやすい」

「……妙に納得です」

 不満顔のまま引き下がる。

「それに大量のテレビカメラに大量のカメラ。オマケに大量の社員。これだけ多くの目があればあいつもすぐには来れない――」

 そこまでLIARが意気揚々と語ったその時だった。

 ガシャン!

 派手な音を立てて会場の照明が落ちた。

「何だ、どうなってる!?」

「サプライズか!?」

「わ、私は何も知らないぞ!!」

 サプライズかと思えばそうでも無いらしい。会場が混乱の渦に巻き込まれている。

「ら、ラララ、LIARさん……!」

「慌てるな……! ただの事故かも……」

『事故だと思うかい?』

 突然聞こえてきた、聞き覚えのある声に二人の背筋が凍り付いた。

『見ィつけた。LIAR……』

「LIARさん、これ……!」

 フードの、しかも自身からは死角になっている場所に付けられている小さな機械を千恵が取って彼に示した。

「発信器……! ちぃくそ!!」

 ガシャアァアン!!

 LIARが発信器を床に投げつけ、踏みつけたのと同時に背後で大きなシャンデリアの落ちる音がした。

「LIARさん、LIARさん!!」

 怯える千恵をLIARが強く抱き締める。

 背後は大パニックである。

「大丈夫。ちーは僕が絶対に守ってみせる。だから心配しなくて良い」

「LIARさん……」

 尊敬の眼差しで彼を見つめる。

「その代わり、しっかり働いて貰うけどな」

 瞬間その瞳から尊敬の光がフッと消えた。

「一時、休戦協定だ」

「分かりました、分かりましたよ」

 軽やかな足音は金屏風にどんどんと近付いている……。

(つづく)

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