ケイティと呼ばれた少女の贖罪

香枝ゆき

登場人物・舞台設定・概要

【登場人物】

・ケイト・ホロウ(マキ)

とある事件の生き残り。マルドゥック市で09メンバーに助けられた後、別人『マキ』として生きることとなる。


・ラナ・ヴィンセント

・ジョーイ・クラム

・ハザウェイ・レコード

・クリストファー

09メンバー。回想に登場。


・サトシ

・アンリ

・セイゴ

・ノブオ

集いの管理者。


・ケンイチ

・マイ

・タカヒロ

・リョウコ

・ミツエ

・メイコ

・ユキ

集いのサポートメンバー


・シンジロウ

集いの元参加者



【舞台設定】

『マルドゥック・ヴェロシティ』及び『十二人の死にたい子供達』本編終了後、集いが行われた町で生きることとなったケイト・ホロウの葛藤を描く。


【概要】

証人保護プログラムを適用されたケイトは、日本の地方都市で全くの別人『マキ』として生きることとなった。

数々のセラピーや適応のための学習を経たものの、フラッシュバックは頻繁に起きている。

希死念慮にとらわれたマキは、集いに参加することを決意する。しかし時間に遅れたため、集いはすでに終了していた。

諦めきれないマキは、残っていた管理人サトシとアンリ、駆けつけたセイゴへ自らの過去を話す。それがきっかけとなり、サトシは変則的な集いを開催することを宣言した。

マキは生きるべきか死ぬべきか。

意見は真っ向からぶつかり合う。

集いのサポートメンバーまで勢揃いするが、やはり意見は真っ二つ。

なぜ自分はこれほどまでに苦しいのに死なせてくれないのか。

マキは思いの丈を吐き出した。

なぜ生きるのか。

自分は何に苦しんでいたのか。

答えを見いだしたマキは、死ぬまで生きてみることを決意する。

そしてマキを見送ったサトシ達は、それぞれもの思いにふけるのだった。

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