第37話

 二人の美少女から口移しで水を飲ませて貰い、多少、渇きもいやされた。

「うッゥ~ン……」

 軽く咳払いした。

 咽喉のどの違和感も薄れてきたようだ。


「フフ…、どう……。

 もっと、欲しい!?」

 アリスが大きな瞳で見つめて訊いてきた。

「うん……」

 勿論、頷いた。


 かなり回復したようなので、自分で飲もうとすれば飲めるが、何しろ美少女とキスをするなんて初めての体験だ。

 何度でも味わいたい。

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