第27話

 そのあと気絶したのか、全く記憶にない。

 気づくとパンツ一丁で、さっきの浜辺に倒れていた。

 全身、ズタボロで悲鳴を上げていた。だが、声は出ない。


 容赦ない灼熱の太陽にさらされ、咽喉のどが異様に渇いていた。


 これが熱中症なのか、眩暈めまいさえしてきた。

 ああ……助けてェ~……

 早く水が飲みたい。

 目が回るゥ……


 徐々に意識が遠退いていった。


 ボクは、Tiaraの腕に抱かれたまま気を失ってしまった。




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