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  • 真面目に書くと、今の日本は餓死者もいなく、平均寿命も高く、一人あたりのGNPもまだまだ高く、客観的に見れば、戦前の日本とは比べるべくもなく、暮らしやすい国です。
    内戦の続く国に比べれば、天国でしょう。

    しかし、自分の生きていない時代や、外国と比べても無意味なわけで、結局、人は周りの人間と比べてしまう。
    周りの人間より低い暮らしをしていて、それをひっくり返すことが出来なければ、絶望しか感じない。
    自分が不幸で他人も不幸なら許せるが、自分が不幸で他人が幸せなら許せない。

    引きこもって暮らすというのは、周りの人間から見ると問題でも、当事者にとっては、周りと比べなくてすむという点で、実は正しい生き方なのかも知れない。

    作者からの返信

    いや実際の話、水道水が普通に飲め、スラム街もなく、テロもデモも内戦もない日本は恐ろしいほど恵まれた国だと思います。ただ一方でそのために、逆転の無い国だとも言えます。老人が人口の大半を占め、老人が富の大部分を専有し、老人の為に税金が注がれる。未来のない人々で回る社会に、これからがあるとは中々に想像できません。全てが揃っているはずの現代が、全てを失った筈の戦後のあの時よりも、希望や活気に乏しいというのは面白いというか、難しいところだと思います。





  • 読めば読む程、悔しさで涙が溢れてきます。

    平成の世に生まれた私は、幼い頃より左寄りの考えを持つ大人に囲まれて育ち、家でも学校でも「日本は悪い国だった」と叩き込まれてきました。

    中学生の頃に「戦争論」という漫画を読んでからでしょうか。我々はもっと祖国を愛し、祖国の歴史を誇るべきなのではないかと考えるようになりました。

    しかしそれを周りに訴えるには、当時の私はあまりに幼く、未熟で、無力でありました。

    いつの間にか私は、この始まってすらいない戦争に巻き込まれ、そして惨めに負けてしまっていたのかもしれません。

    それでも私は、二度の敗戦を迎えてなおも目覚めることのないこの国が愛しくてたまりません。

    そして形がどうであれ、平成の世で祖国を守り抜き、次の時代へ繋げたことを誇りに思います。

    次があれば、きっとこの国は良い方向へと進んでくれる。未来に希望を託すことができる。現代の我々が犯した過ちは、きっとその糧になることでしょう。

    今私は国防に携わる仕事をしています。

    暴力装置だの違憲だの言われて叩かれることも多い仕事ですが、それでもやりがいを感じれる仕事です。

    どうか現状を嘆かないで下さい。

    平成を生きたことを誇りに想って下さい。

    この戦争を本気で戦った人々がいたことを忘れないで下さい。

    勝利の歴史も敗北の歴史も、全てが我が祖国の愛しい歴史です。

    だから私は、この平成最期の終戦記念日を、胸を張って迎えます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。結局のところ、食卓に並ぶフォークとナイフですら暴力装置にはなり得る訳で、全てはそれを扱う人間の理性次第なんですよね... 悲しいことに戦前の神風信仰が、戦後は九条信仰にすり替わっただけというか... なまじ五輪に期待を抱いただけに、そのあと突きつけられた光景が余りに惨めで、つらさを吐き出さざるを得ず本作を書きました。

    お勤めご苦労さまです。私も時宜を見て、予備自衛官補の試験を受けてみようと思っています。何かが起きた時、祈り以外に何も出来ないのは嫌ですので...






  • どこかの国会議員がこんな事を言っていたのを思い出しました。

    「議論してはいけないことなんです」

    そもそも、議論をして国民から給料を貰っている人間が言うべき言葉ではないですが、言うまでもなく安全保証のことです。

    日本がそう言う議論をする事によって周辺諸国を刺激し、一気に戦争状態に陥るのだそうです。

    別に私は右翼ではなく、そういう議論すらする資格のない学無しではありますが、あんまりだと思いました。

    戦争状態は回避出来るかもしれないですが、待っているのは一方的な侵略と殺戮です。

    多分、日本人の本質は太平洋戦争の頃から変わっていないのでしょう。

    虚しくて堪りません。

    作者からの返信

    こんばんは。本当に、神風信仰の風向きが変わっただけのように思います。家に施錠をしなければ泥棒が入ってくるし、警察がいなければ泥棒を捕まえられない、という事は殆どの人が分かるのに、軍隊の話となると途端に「憲法が守ってくれる」となります。そうこうしている間にどんどんと日本は食い物にされて、ご覧の有様です。昭和の終わりに生まれた僕は、母国の凋落を見守るためだけに生きているようですらあります。悲しく、そして虚しいですね。

  •  ポスト・トゥルース、喜劇の時代を生きている私たちにとって、耳に痛いお話です。
     「一度目は偉大な悲劇として、二度目はみじめな喜劇として」
     本当にその通りだと思います。
     この視点が持てる人が、どれほどいることか。
     現実から目を離せば楽です。だから見たくないものは見ない。そして、それは戦前に人々が行っていたことでもある。
     どうして日本は戦争をしたんだろう。子供の頃に浮かんだ素朴な疑問の答えが、今、目の前にある。

    作者からの返信

    ありがとうございます。幼い頃から、ずっと周囲に馴染めずに生きてきました。そして漫然とした違和感の答えが、時代によって示された現状に暗澹たる思いを抱いています。戦争を風化させたくない人たちは、現代日本に当時を当てはめながら教えていけば、多くの若者にもわかりやすいのではと思ってしまいます。