8月13日(夜):大学試験[奇抜]

 内容は上にある通り、大学試験です。

 一限から四限まで


 ・数学(数的推理)

 ・英語

 ・国語(映像文化論)

 ・社会(民俗伝承学)


 と続きましたが、それぞれかなり癖のある試験でした。


 数学は激ムズで、表面すら出来ませんでした。泣きました。


 英語はですね、とても意地悪で、いきなり普通の授業するんですよ。おかしいなと思っていたら、なんとネット上に試験問題を上げておいたと言うではありませんか! 「 それを提出しなければ単位はやらん!」と。なんですかその無駄にサイバーで効率的な試験方式。やってないよ……。

 ということで下痢だと嘘をついて途中退室。web解答するためにいそいそとコンピュータ室3へと向かうと、そこで何故か「情報」の試験を受けることに。その試験内容がまたぶっ飛んでる。「20年くらい前のドット絵RPGをクリアしろ」ですよ!? 別にRPGツクールで作成したものじゃないでしょうし、ボリューミーでしょうし……。

 体感時間二日間という時を費やしてなんとか魔王を倒します。すると何故か関係のない単位をもらいます。

 それでも一時間も経っていなかったらしいので、イジワルおじさんの英語試験教室に戻って授業を受けます。


 お次は国語。これはいきなり会館のような所に案内されて、夫婦漫才を見されられました。これでいいのか国語よ。コメントペーパーもないのかい。



 最後の社会もおかしいです。

「ではみなさん。本日の試験は私の祖母の埋葬です」

 とか言いやがるんです。「無理無理」と頭をふりふりしていると、目の前には緑色の死体袋がありました。やるしかないかと重い腰をあげてグラウンドへ直行――


 ここで覚醒



(あれ、そういえば結局英語の試験もできていないような…)


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