詰まりやろうと思えばこの世界は簡単に不死者を作れるってことですかね?
でもある条件満たせば可能性があるという一文が非常にきな臭いです。
作者からの返信
平安期の言い伝えでは、「反魂の術」により、甦った人がいて、普通に生活している、という記録があるそうですね。詳しくないんで、出典つまびらかではないですが。
また江戸時代では、「反魂香」を焚くと、煙が死者の形になって、死んだ人と会話できたとか、そんな話もあるみたいです。
作中の設定では、魔術的な方法で、死者を蘇らせることができる。そしてその不死性はヒーラ細胞からある程度説明できる、としています。
ただし、その手法は失伝しており、それを唯一比良坂天狼星が見つけ出し、不屍者として死者を蘇らせている。
つまり、本作の設定では、やり方を知っていれば、だれでも不屍者を作れるとしています。特殊な能力はいらない、と。
篠校長と、雷美先生の認識の差が、シリアスなはずなのに、コミカルさを演出していて巧みだな~と感じました。
……雷美先生、このまま帰れなさそうですよね……(><)
作者からの返信
コメントありがとうこざいます。コミカルで巧みに描けてますか? てへへへ。すこし照れます。
じつは以前に、近況ノートでつぶやいていたんですが、ここから物語の解説フェーズに入ります。
本来なら、篠が延々シリアスに語るシーンです。このままじゃあ読者が退屈するだろうと、入れた要素が「雷美に帰りたがらせる」でした。
うまく機能しているでしょうか。
が、じつは、ここが第二の改稿ポイントを生んでしまいました。
雷美が帰らないと寂しくて死んでしまうお母さんの話が、このあと一切出てこないんですよ!
どこかに、入れねば。
いやあ、小説は難しいですねー。
解説、大事ですよね。
篠も雷美も、シリアスをギリギリのところで保っているのがいいですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。シリアスなんですが、それで引っ張るのは難しいだろうと、小芝居が入ってます。
ちなみに、書き忘れていますが、不死の「ヒーラ細胞」って実在するんですけど、そーいえばみなさん、気づいてたのでしょうか?