本作は、設定とプロットが複雑すぎますね。ここはまだセットアップの段階で、物語を一応すすめつつ、状況をなんとか説明しているような過程なんですが、われながら苦労がうかがえます。
　もっとシンプルな話にした方が良かったですねー。

　本作は、フィクションなんですが、まじめにお答えいたしますと、警察は決して市民のために動いているわけではないですからね。
　といったら、警察の人に怒られるでしょうけど。

　不老不死、永遠の生命。人は年々衰えます。怪我をしたり、病気にかかったり。そういった苦しみから、未来永劫解放されるとしたら……。そっちへ転がる人間は多いと思います。

　このあたり、結構いいかげんな作戦遂行してますね。一応、高校生の頭のレベルだと、こんなもんかな？という推測もいれつつなんですが、まじめな話、このあたりの展開はわざとゆるく作ってます。というより、ぼくの意図としては、だんだん非現実的にずらしていきたいな、というのが本音です。

　

　むかし、漫画の「デスノート」読んでてすごい不思議だったんですよね。死神が殺しているのに、警察はこの事件、立件できんだろう、と。
　あと、呪殺は罪にならないらしいです。

　という表向きの理由もあるのですが、じつは警察に介入されるとプロットがややこしくなるので、「警察は無い」ということに差せていただきました（笑）。

　不屍者が魅力的というより、「永遠の生命」でしょうか。だがしかし、

＞すごいデメリットが潜んでそう……

　さすが、綾束さん、ｽﾙﾄﾞｲ。