どうやら俺は努力しないと生き残れないようです。

sorasiro

第1話俺の日常

今日もいつも通りの日常。そう思っていた。


けれど現実はそんな簡単な話じゃ無いらしい。



その日俺らのクラスが地球から消えた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 時は打って変わって俺らが地球から消える前の話。





 親は、父と母が離婚し、俺は母の方へいったため、女手一つで、俺を育てくれている母さんは朝から仕事でいない。



 俺はひとりうるさくなり響く目覚まし時計を乱暴に止めながらベッドから起き上がる。


「はぁぁぁーーーあう。眠い…」


 盛大な欠伸をかましながら、歯を磨いて、ひとりでご飯を食べる。

 少しボロボロの制服に着替えてから、学校に登校する。


 何故、少しボロボロなのか、それは追々分かるとして。


 俺がこれから向かう高校は、ごく普通の公立高校で、

 この高校に受験した理由はただ単に家から近いとゆう理由で受験したのだ。


 そして、俺は自分のクラス2年4組の教室に向かう。


 教室の扉を開ける前に少し深呼吸。

「はぁーふぅ……よし!」


『ガラガラ』


 俺が教室に入った瞬間、教室で楽しくお喋りをしていたクラスの奴らが一斉に俺の方に向き、


 ある者は、侮蔑するような視線を向けてきたり、

 ある者は、俺の方を見るなりニヤニヤ口角を上げて、まるで、待ってましたとうわんばかりの瞳で俺を見てくる。


 俺はそんな視線を気にせず、6列ある席の内の、左から5列目の一番後ろの席に座る。


 そして鞄を置こうと思い、机を見るとなにかマジックで、書かれたような文字があるのを発見する。

 机に書かれていた文字を見るなり俺は驚かざる負えなかった。

 机に書かれていたのは、

『死ね』『クズ』『クズ』『クズ』『死ね』『生きてる勝ちねぇーんだよ』


とかそういった内容だった。


 そして俺が驚いたのは、別にこういった事に驚いたのではなく、


 純粋に机の文字を消すのが、非常に面倒くさい、とゆうことに驚いたのであった。


 いつもはこんな事無いため、少し面倒だったが、


 まぁどうせ俺の日常はもう終わってるんだからいっか。


と既に頭の中で解決していた。


 そして、雑巾で机に書かれていた文字を黙々と消していると、俺の方に向かってくる奴らが3名。


「よお、新城。」


 俺は3人の内の一人に話かけられたが、無視をして、文字を消す作業に集中。


「おい新城、聞いてんのか?」


「…………」(ふきふきふき)


 俺が無視をしていたせいか、3人の男達の額に青筋が入る。そして等々我慢出来なくなったのか、


 いつもの日常になると思い、クラスの奴らは黙って俺と3人の男達を見つめる。


「聞いてんのかって聞いてんだよ!おら!」


『ガシャーーーン』


「グッ!」


 俺は来ると分かっていても、無視していた事を後悔し、机ごと後ろに吹っ飛ばされた。


「俺らがせっかく、しゃべりかけてやってんのになんだ?その態度は?あ!?」


「別にいらないからそうゆうの。てゆか見てわかんない?俺今誰かさんが書いた文字を消してる最中なんだよ、

だからしゃべりかけてくんな、鬱陶しい。」


 俺が強がりながらそうゆうやいなや、男3人が一斉に俺に殴りかかってきた。


「あっ!?調子乗ってんじゃねぇぞ、ゴラ!」


「グッ!」


「マジ死ねや、お前。誰に向かってゆってんの?調子乗りすぎなんだけど。おい!」


「グッハ!」


「それなーちょいマジで、ムカついたから、殴るなー褒美だと思えーオッッラ!」


「ッッッ」


 俺はチャイムギリギリまで、男達に殴られ続けた。

それを黙って見ていたクラスの奴らは、

チャイムが、近ずくにつれて各々自分の席に戻っていく。


 そう。これが、俺のいつも通りの日常。


 誰も助けようとする素振りすら見せず、毎回見て見ぬ振り。

 俺はいったいどこで道を踏み外したのだろうが。

 俺はただ一人で平和に学校生活を送りたいだけだったのだが、いったいどこで間違えたのだろうか…

 


 そう思っていた時、突然俺の、否、クラス全体の床に何やら、文字が書かれたような光る物体が現れた。


「はぁ!?なんだよこれ!」


「くそ!扉が開かねー!」


戸惑うクラスメイト達。


俺は何故か、この状況に対して意外と冷静だった。とゆうか、寧ろ興奮していた。


 これって小説とかにある異世界召喚のやつだよな?

 え?てことは…異世界召喚だよな!キタこれー!


 俺はいつもの日常から逃げていた時に出会ったのが、異世界物の小説とかだったので、こういったのに、今大興奮である。


 そして、光る文字ははどんどん強くなっていき、


 今日この日、俺の日常と、2年4組のクラスメイトが地球から姿を消した。



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