人間とは非常に愚かな生き物である。私たちは時折自己や、他人に対してそのような感情を抱き、げんなりしてしまう。だが、そんな愚かさを、美しいものと錯覚してしまうのが、愛だ。これは、人を愛する、愚かな人間の物語だ。
ミステリ研員 といいつつニワカ 綾辻行人、京極夏彦、道尾秀介、白井智之が好き。
本作は、姉と弟、むせ返るような熱気と匂い、道端の干からびた死骸、そして二度と戻れない夏、そう言ったもので構成された小説である。作中で描かれる"おれ"と"ねえさん"が祖母の田舎で過ごした夏は、灼けつ…続きを読む
予想をひっくり返されました!もっと、貞子みたいにホラー要素が強い作品だと思い込んでいたのですが、読後は切なくて、美しい物語だなと感じました。ぜひ読んで、この感じを味わってほしいです。
1月に初めて読んだ時、震えが止まりませんでした。文章はとても引き込まれましたが、二人の不気味な日常程度に味わっていたストーリーが突如あらゆる意味を持ち始め、夢中で物語に潜り込んでしまいました…続きを読む
凄く読みやすく謎解きしやすい内容だと思います。謎解きの表現が良く、続きが気になって読んでしまいますね。
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