薄明光線
本当は寂しいんでしょう
おいで
手を握っていてあげるから
二人で
どこまでも行こう
雲の切れ間から射す光
天使の梯子は上れないから
溜息を固めて足掛かり
幸せが逃げるなんて誰が言ったの
絶対に逃がさない
掴め
駆け上がれ
空の果てまで追いかけろ
太陽めがけてジャンプ
雲の上からダイブ
綺麗だね
街は光り輝いていて
海も光り輝いていて
翼のない僕たちは
きっと地面に引き戻される
潰れなければオッケー
何度だって
地べた転がって
みっともなく這いつくばっても
胸を焦がして
溜息をついた数だけ
もっと高みに行けるはずだから
本当は寂しいんでしょう
おいで
手を握っていてあげるから
二人で
どこまでも行こう
君は僕のエネルギー
僕は君のエネルギー
循環が成立しているよ
一緒なら何度でも跳べるから
ずっとこの手を離さないでね
(初出:2019/8/22)
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