呟き 9

十月十九日/二十日


施錠したドアに背を向け五メートル

傘は無いのに土砂降りの雨


レジに置くティッシュ、トイペ、紙タオル

袋下さいお願いします


大荷物抱えてやっと傘を差し

三歩進めば雨が止むのさ


言霊はあると信じていたのにね

己の拙さを恥じる夜


闇という名の光 眠れないんだ

頭も胸もはらも疼いて

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