ノベルゲーム『百花の街をさまよう』トゥルールート原案

【長月のハナ】キャラクタ資料

●サカタニさん

・初期設定

自殺志願者だった脳神経研究者。物語のメンター。

主人公同様、毒ガスに遺伝的な耐性があったらしく、失読症になっただけだった。

しかしこれじゃ仕事には戻れないし、夫には離婚届と遺書たたきつけてきちゃったし、

これからどうすっかなぁ……と、とりあえず花見をしている。

花は桜しか知らないからいつも桜の下にいる。

記憶と認知機能を失った主人公に真実を告げるべきか、迷いながら見守る。

・人格設定

INTJ

正しいことに傾倒しすぎて数多の他人の感情を損ね、出世の道を閉ざされた。

職場の人間に喧嘩売りすぎて次々とプロジェクトや役職から外され、

先輩研究者にも喧嘩売りまくりすぎて論文が査読を通らなくなった。

放置していた夫にも浮気された。

自分の存在がもはや「正しいこと」ではない気持ちになり、毒ガス満ちるつくばへ。

自分の「冷徹」「真実への傾倒」が失墜の原因だと知っているため、

主人公にはなんとか優しくしようとする。

真実を直接には伝えず、本人に探させることで。

・ばけもの

赤い宝石（ロードクロサイト・クラスター）の頭

白い布に巻かれた台座

細長い

・外見

冷たい印象の美人。ロングヘアなのは、束ねやすくてかえって楽だから。

けっこうプライドが高いので化粧もちゃんとしてる。

まだ前職に未練があり、アイデンティティが揺れているため、常に白衣。

ラノベ画風なら橙みの茶髪に赤い瞳。

●担当編集のツカダ

主人公の遺書を読み、決死の覚悟で助けに来た担当編集さん。ガスマスク装備。

めっちゃ追いかけてくるが、主人公は記憶を失ってる上に認知もやられてるので、

異形に見えて最初は全力で逃げる。

トゥルールートでは

「ライバル漫画家の流した噂、おまえが強姦魔だという噂を信じてすまなかった」と言うが、

主人公はよく思い出せない。

・人格設定

ISTJ

漫画編集者のわりには官僚っぽい優等生。

主人公に強姦歴があるという、悪意ある噂を信じてしまった。

そして強すぎる正義感・潔癖によって主人公を糾弾。

それが主人公の自殺の原因になったとわかっているため、

完全に情緒が崩壊している。よー泣く。とにかく泣く。

・ばけもの

ペストマスクのフクロウ

泣いているとき翼で顔を覆う

・外見

「ああ、ガスマスクの中でメガネがずれちゃいました。どうしよう」

童顔。それを気にしてバリキャリっぽいメガネやお団子ヘアにしているが、かえって童顔を強調している。

ラノベ画風なら紺色の髪に水色の目

●ミノリ

車椅子に乗っている少女。特別支援学校に通っていた。卒業して半年。無職。

シングルマザーの母親に置き去りにされ、生きる気力を失っている。

過保護に育てられたため、自分で料理どころか、体位を工夫して食べ物をとることもできない。

主人公に食事と毒薬をねだる。

・人格設定

ENFP

自由性と衝動性ゆえ、同じ脳性麻痺の先輩と将来を誓うが、母親に激しく反対される。

母親の感情を尊重して諦めたのに、当の母親が去ってしまい、優しさの行き場がなくなっている。

いつか白馬の王子さまが現れる気もするけど、もう面倒くさいので自殺します。

・ばけもの

台座に乗った水晶玉。

透明だと書きづらいので紫陽花の水色をテーマカラーにする。

脳性麻痺の腕は主人公には触手に見えている。

・外見

ゆったりワンピースの美少女。おかっぱ風ショートヘア。

脳性麻痺。車椅子に乗っているのが、主人公には奇妙な台座に見えている。

ラノベ画風なら銀髪に明るい緑の目。色素薄い。