Bad Town

@ItsukiOsaka040508

Episode1 Eternal Life

皆は永遠の命を信じるか?

何年たっても、拳銃で頭を撃ち抜かれても、不治の病にかかっても、

絶対に死なない、そんな話を。


俺は信じているかって?勿論信じているさ。じゃなかったらこんな話するわけないだろう。まぁその当事者は


俺、なんだけどね、、、



「暑っ!」

今日の池袋はいつもより暑い。現在の気温38度、手元のアイスがあまりの暑さで既に液状になっている。現在俺はこの馬鹿みたいな暑さの中、パシられている。手元には3つのアイス、勿論僕の分は無い。このアイスを公園にいる「A」に渡す。そうしたら案の定「こんなアイス食えるか!」と殴られた。お前らが欲しいと言ったから買ってきたのに、と思いつつ謝る。

そう、この世は理不尽なのだ。俺の意見など目にもとめずに世界はまわる。


家に帰り、テレビをつけるとあるニュースが目にとまった。薬物乱用者が逮捕されたらしい。しかし俺が気になったのはそこでは無い。その乱用者とともにその息子が逮捕されていたのだ。何をしたのかは分からないが気になったので、バッグをつかんで家を飛び出した。


逮捕された親子の居る警察署に着くと、俺は友人だと言って中に入ることに成功した。実際に会ってみるとすごく大きいと感じた。

「何しに来たんだ、あんた。」

「あぁすまない、まだ自己紹介してなかったな。俺は不問だ。変な名前だろう?」

「・・・」

「俺はあんたに聞きたいことがあってきたんだ。あんた何をしたんだ?」

「・・・」

「俺は疑問に答えて欲しいだけだ。命に限りある人間が何の為に犯罪を起こすのか。そしてどう命を絶つのか。それが知りたいだけなんだよ。」

「あんた変なこというな。まるで自分が人間じゃ無いみたいな言いぐさじゃねえか。」

「ご名答!そう、俺は人間じゃ無い。」

「はぁ?何言ってんだあんた。人間じゃなかったらなんなんだよ。」

「俺が何かって?俺も知らないね。ただ俺は普通じゃ無いってことだけ知ってる。」

「その根拠は?」

「そうだな。見せてやるよ。

すいませーん拳銃貸してもらえます?」

「坊主、何に使うんだ?」

「こうするんですよ。」

ドキューンッ

「君!何を!眉間を打ち抜いた?!」

「あんた何してるんだ!死んで・・・ない?!」

「何だと?!でも確かに眉間を・・・」

ムクリッ

「信じてもらえた?」

「あっあぁ、勿論。でも何で俺にそんなこと教えてくれたんだい?」

「君から俺と同じにおいがしたからさ。人間じゃ無い何かのにおい・・・

なあ、君。俺と一緒にこないか?俺達の楽園を作ろうじゃないか。」

「面白そうだ。のった!あんたとなら退屈しなさそうだ。」

「ようし決まりだ。よろしくな、力。」

「あぁ。よろしく、不問。」


ここに何かの同盟が立ち上がった。それが有名になるのはもう少し後の話・・・

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