第15話 ムスラム教VSイスラム教



+ムスラム教VSイスラム教




差別取締局は、最後の仕上げとして自爆車両を作ろうと


幻夏舎の重役の家に来るのに乗ってきた自動車を改造しだした



太陽が昇り


警察は、自主的に志願してきたイスラム教指導者に


説得をさせ、人質を解放させようとする



イスラム教指導者「あーあーマイクテスト!マイクテスト!」


指導者「差別取締局さん。聞こえますか?」


指導者「私は、日本でイスラム教の布教活動をしている者デス」



指導者「あなたは、ムスラム国に騙されています!ムスラム教はイスラム教をマネした偽の宗教です!」


指導者「真のイスラム教徒はテロはしません。イスラム教は平和な弱者にやさしい宗教です!」





差別取締局はライブ動画を配信しスピーカーで反論する!



差別取締局「なら、その自称。弱者にやさしい本物のイスラム教徒は何をしてたんだ!」


差別取締局「ムスラム国は、世界中の社会でうまくやっていけない若者。精神障害で苦しむ若者、困窮した弱者にテロの仕方を教え助けている!」


差別取締局「おまえたちは、いつもムスラム国がおかしいおかしい。まともじゃないという」


差別取締局「じゃ、まともな、お前たちは何をしたんだ!日本人は障害者が非生産的という理由で19人殺され、それを喜んで植松はヒーローだと言い本まで出しているじゃないか!」


差別取締局「断食の儀式は飢えた人の気持ちをわからせ、助けるためにやるのに・・日本の精神障碍者がヒキコモリと差別され餓死しても真のイスラム教徒は助けなかったじゃないか!」


指導者「そ、それは・・・よく日本の事情がわからず・・」


差別取締局「ウソマ・ヒンラディンはこうおっしゃった。」


ヒンラディン「今、中東ではマスコミやメディアのムスラム教を無視したなんでもありの報道のせいで」



ヒンラディン「本来、弱者にやさしいはずのムスラム教徒が欧米的物質至上主義に洗脳され、慈悲や寛容の精神がなくなり経済的弱者や障害者を差別して冷たくなってきている」



差別取締局「ヒンラディンは正しかった・・・彼は俺が生まれる何十年も前に、これを言っていたのだ」


差別取締局「日本も欧米的物質至上主義で生産性が重視されニート差別が始まり、今では非生産的という理由で障害者19人殺されて犯人が非難されるどころか賞賛されている」


差別取締局「宗教をなくした社会がいかに恐ろしいのか・・・弱者を差別する社会にしかなっていない!自殺者は年間3万人も出て、障害者が19人殺され、餓死者も出ている。弱者が死ぬだけの社会にしかなっていないのことは充分証明された」


差別取締局「だからこそ!神の教えを守らない馬鹿どもを野放しにしてはいけない!神の教えに反した者はムスラム法に基づき取締り処刑しなければならないのだ!!」


動画のコメント「そうだ!そうだ!」


動画コメント「パチパチ!88888」


指導者「確かに宗教を守らない社会は恐ろしいです。だからと言って神の教えを守らぬ者を殺生していいわけではありません!あなたはイスラム教の偽のムスラム教に洗脳され過激思想になっています!」


差別取締局「関係ねぇよ!苦しんでいるときに助けてくれたのはムスラム国だけだ!助けてくれたムスラム国に従って何が悪い?彼らは俺の誕生日にはナパームの作り方を教えてくれた・・俺なんかの誕生日を20年ぶりに祝ってくれたのはムスラム国だけだ」


リコ「差別取締局さん(´;ω;`)ブワッ・・・」


今「20年も誰からも誕生日を祝ってもらえなかった;って・・・かわいそう(´・ω・`)・・」


指導者「しかし、真のイスラム教では・・・」


差別取締局「イスラムでもムスラムでもどっちでもいい!助けたやつが偉い!助けた人たちの教えを俺は聞く!全然、人を助けない真のイスラム教とやらの言うことは聞かない」


指導者「我々イスラム教徒はコーランの教えに基づき弱者を助けています!」


差別取締局「うそをつけ!なら、なんでシリアの難民をイスラム諸国は受け入れないんだ?お前らイスラム諸国はテロリストが入国するのが嫌だ。と言って欧米に押し付けて難民を助けないではないか!真のイスラム教徒は弱者を助けていない!偽物だ!」


今「そうだ!そうだ!難民を助けろ!」


指導者「そ、それは・・欧米が勝手にイラクに大量破壊兵器があると嘘を言って戦争したから悪いんです!欧米は責任を取るべきです!」



差別取締局「アーラン98章10節にはこうある。「救いを求める者を拒んではならない」つまりアーランでは難民を救済する義務があると、ムスラム国はアーランに基づきキチンと難民の弱者を拒まず助けている。」



指導者「それは・・・コーラン98章10節「乞う者を拒んではならない」のパクりです!それに、そのムスラム国が原因で難民が増えているんじゃないですか!」


差別取締局「そんなにムスラムがダメだと言うのなら、なぜコーランを真のイスラム教徒とやらは守らないんだ!女性を車に乗せたり、競馬を認めたり、全然コーランを守ってないじゃないか!真のイスラム諸国とやらは難民を受け入れてないじゃないか!」


指導者「日本にいるイスラム教徒の方々もシリアの難民を救済するためにコーランに基づき支援しているはずです。・・・たぶん」


リコ「たぶん?」


今「いや~してると信じたい・・・」


指導者「あなたはコーランの攻撃的な部分だけを引用した。イスラム教を真似した誤ったムスラム教に洗脳され過激思想になっています!間違っています!」


指導者「しかし、あなたが、おっしゃることも一理あります!アル=ブハーリーの伝承にはこうあります「捕虜を解放し、飢えている者に食を与え、病人を見舞うのだ。」」


指導者「真のムスリムはムスリムであっても非ムスリムであっても、できる範囲で弱者を助けなければなりません!私はコーランの教えに基づき難民は救うべきと思っておりますし精神障害者や困っている若者をむろん拒まず手を差し伸べ助けるべきだと思っています」


差別取締局「でも、してなかったじゃないか!だから、助けてくれたムスラム国に忠誠を誓う!彼らが信じる宗教に従う!」


指導者「ムスラム国が使用しているムスラム教は、真のイスラム教ではないイスラム教をパクった偽物の宗教ですよ!それに従えば神罰が当たりますぞ!あなたは偽の神の教えに騙されムスラム国に利用されているだけです!」


差別取締局「結構!日本社会は利用するどころか差別してごみのように捨てたんだ!この日本社会は病気で苦しむ俺を差別しゴミのように捨てたじゃないか!利用してくれるムスラム国に感謝だ!利用するということは、価値を認めてくれた。だから教育も無料で与えてくれたムスラム国に感謝だ!」


指導者「もう・・・手に負えません・・・」


そう言って、イスラム教の指導者は、マイクを下ろし去っていった


指導者「どうして、本来、弱者に優しい平和なイスラム教が暴力に利用されてしまうのか・・・」


指導者「それは、イスラム教や他宗教、無神論者が神の教えを守らず、弱者を助けず虐げたからではないのか・・・キチント神の教えに基づき弱者を差別せず助けていれば・・」


指導者「やはり、神の教えを守らぬ社会は、このように争いが絶えず、結局、崩壊してしまうのだ」


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