恋愛倫理研究部

海風奏

第1話 始まりのプロローグ

皆さんはこう考えたことはないだろうか。

『恋愛』と『恋』に違いがあるのだろうかと。

僕は色々な恋愛小説を読んで、ずっと考えていた。正解に辿り着けた試しは無いけど。そんなある秋の日に、僕は1人の女性と出会った。


「なら、一緒に考えないか?」


と、声をかけられ手を差し出された。僕は彼女の神秘的な眼差しに目が離せなくなった。


「良いんですか?」


「勿論、君がいれば、何とかなる。そんな気がするんだ」


「それは、買い被りすぎですね。ではお言葉に甘えて、一緒に考えましょう」


僕はそう言って、手を取った。

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