安心
暖かい言葉は乳母車の中にいる様に僕の身体を優しく包み込む。それが偽物だとしても、僕の胸の中はお母さんに抱きしめられた時の様に安心してしまう。
呼吸が乱れ、グッと結んだ口元が震え、しゃくりあげてしまうのだ。
吹雪の中のコーンスープの様に身体中を暖かさが駆け巡り、目を閉じる。
この暖かさの中で眠ってしまい、起きなかった時の自分を想像してみる。
その自分は幸せだろうか。
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