留学生

「はぁー朝がだるい〜」と言いながら起きた。

そういえば、涼風さんに無事か伝えてなかったな。

でも、何故俺は全裸で寝てるんだと疑問だったが制服に着替えた。


そして、家を出たら涼風さんがエントラスで待っていた


「おはようっ。どうして連絡してくれなかったのっ?」


「ごめん。疲れて連絡できなかった」


「どれだけ心配してたの思うの!何かあったらどうしようかと思ったんだから」


「本当にごめん。いつか詫びするから」と言っているが決して恋人ではない。

涼風さんが俺のことを好きになるなんておかしい。

まぁ少し仲がいいように見えるが...

けど、涼風さんが恋人だったらいいだろうなぁ。あんな美少女は世界でも少ないと思う。


「じゃあ、今度買い物に付き合って」

「わかった。いつにする?」と言いながら学校に向かった。


そして、学校に着いた。


「おい、お前なんか知ってるな?」と悠一が言ってきた。


「何のことだ?」

「とぼけんなよ〜今では全国ニュースだぞ。」

「あぁー銀行の立て篭もりだろ。でも、強盗犯は皆お縄になったんだろ」正確には1人死亡だ。

「お前、一応あれだろう」

「濁してくれてありがとう。だけど俺は何も関係ない。」

「まぁいいよ。」



チャイムがなり担任の進藤先生が入ってくるのと同時にほかの人の気配がした。


「入学して間もないけど、留学生が来ることになりました。どうぞ、入ってください」

入ってきたのは180cmオーバーの白人だった。

顔つきは15歳とは思えないぐらいの青年顔だった。


「今日からお世話になるクリス ミラーです。日本語は喋れるので気軽に話しかけてください」

なかなかの男前だと思う。


キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴る

「はじめまして、浩一さん」とクリスが言う


「えぇはじめまして。あなただったのか米軍で留学生が来るというのは」

「はい!お世話になります!」

「1つ言っておくが自分の身は自分で守ってくれよ」

「そのつもりです」と言う。


そして、1つ気づいた。絶対モテるなと。

何にせよ、頼れる仲間が1人増えたようだ。

彼の目は嘘をついていない。


「1時間目は数学だ。わかんなかったら俺に聞いてくれ」

「大丈夫です。これでも大学は卒業してるので」

「マジか。学年トップの座は譲らないからな」と言い握手を交わした。

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