第4話『復活のナイスガァイ! 光輝く鋼のボディ』(前編)


 夜の街をハチが走る。ゴージャスガイとの戦いが終わってからかれこれ1時間、先程チラリと見えたアルカを探しているが全く見つからない。



(アルカ…… 家にも戻ってないなんて!)



 不安を抱えたままハチは走る、走る、走る。彼女との思い出を辿りながら、街中を駆け回るが。けれどそれでもアルカの姿はどこにもない。流石に息を切らして足を止めたその時、彼の背に何者かの影が近づいた。



「……見つけたぞ、土弩八雄」


「あ、貴方はたしか……!」



 ナイスガイと同じ位の、背の高いイケメン。街に溶け込むためにスーツを纏っている。けれどそのイケメンな声にハチは聞き覚えがあった。



「私は君の敵、クールガイだ。だが、安心してくれ、今日は戦いに来たのではない」


「じゃあ、なんで僕のところに?」



 ハチの体がギュッと緊張する。生身で戦った経験はハチにはない。それ以前に圧倒的な体格差であっという間に抑え込まれてしまうだろう。



「話をしてみたくてな。ナイスガイが見込んだ人物が、どんな者か知りたかった」



 けれどクールガイからは殺気を感じない。改めてハチは警戒を解く事にする。



「そう、ですか…… でも、ナイスガイはもう――」


 

 ナイスガイと話に来たとのだと、ハチは想像する。既に彼が命を燃やしつくしたのだと彼は知らないのだと。そう勘違いして。



「あぁ、ナイスガイは私が殺した」


「……っ! 貴方がナイスガイを……!」



 だからこそその一言に衝撃を受けた。ナイスガイの命を奪った一撃を放ったのは彼だったのだと。そう魂で理解してしまったのだ!



「憎いか少年? いや、そうであって当然だろうな。もちろん憎んでもらって構わない。最初から私達は敵同士。そうあって然るべきだ」


「……憎んでないと言ったら嘘になります。でも僕は貴方を憎む気にはなれません」



 怒りと驚愕を、無理やり抑え込み。ハチは真っ直ぐクールガイと目を合わせる。



「憎む気になれない? 君にとってナイスガイは、その程度の人物だったのか!?」


「違います! 僕にとってナイスガイは、唯一のナイスガイでした」



 クールガイの激情に、ハチも魂で応える! ハチとナイスガイが過ごした時間は24時間に満たない。けれど、それでも! ハチの心にナイスガイの魂は刻まれている。そう、だからこそ――



「でも、貴方にとってもそうだったはずです」


「なに……!?」



 ハチには分かる。クールガイにとってもまた、ナイスガイはこの世界でただ一人のナイスガイであったという事が……っ!



「だって貴方は今、辛そうな顔をしていますから……」


「そう、か……」



 クールガイはここでようやく理解した。自分が大いなる悲しみに包まれている事実に。ハチから指摘されるまで、そんな当たり前のことすら理解出来ない程。彼は追い詰められていたのだから。



「……君という人物がよく分かった。今日はこれで失礼させてもらおう」



 そうハチの中に息づいているナイスガイを感じて、クールガイはこの場を去ろうとする。ナイスガイの喪失感を補う何かが、ゆっくりと彼の胸の中に広がっていく。



「ま、待って下さい! ……僕と同じ歳くらいの女の子を知りませんか?」


「女の子……?」



 ハチの言葉で足を止める。そこでハチがその女の子を探していたのだとクールガイは理解する。



「はい、ゴージャスガイとの戦いの後からいなくなって……」



 ハチは胸元からスマートフォンを取り出し、クールガイの方に向けた。そこにはデートで一緒に取った写真が、無邪気に笑うハチとアルカの姿が収まっている。余りにも幸せな光景に、クールガイは少しだけ綻んだ。



「……すまないが、心当たりはないな」


「そう、ですか」



 しゅんとハチは悲しそうな顔をする。可愛らしい少年の顔が曇るのを見て、クールガイは胸が締め付けられるのを感じてしまう。

 


「だが見つけ次第、君の元に送り届けると約束しよう」


「本当ですか!?」



 ぱぁっと花開いた笑顔に、クールガイはイケメンな笑みを返す。



「我々は敵とあれば容赦はしないが、戦わない者まで傷付けるつもりはない」


「クールガイ、ありがとうございます……」


「礼を言う必要はない。我々は敵同士なのだから――」



 そう言い残して、去ろうとするが。はたとクールガイは足を止める。これは敵に塩を送る、ある意味利敵行為であるかもしれない。だがそれでも一言程度忠告を残したいと、それ程に彼はハチの事を気に入ってしまったのである。



「そうだ、一つ忠告していこう。次に来る相手、奴には気をつけろ」


「え? それはどういう意味――」


「我々の中にも、バッドな奴がいるという事だ」



 もうすぐ沈みそうな太陽に向けて、クールガイは去っていく。そしてハチが見えなくなった所でふと、空を見上げた。ガイの気配が漂っている。強力なガイパワーを持った存在が今この場所に空間転移しようとしているのである!



「――来たか! 土弩八雄……見極めさせてもらうぞ」



 バッドガイの策略にハチが勝利する事を、クールガイは願ってしまった。それが神漢帝国をある意味裏切る事であったとしても。彼は望んでしまったのだ――


 ハチが真のナイスに目覚める事を!





 それは、大軍であった――


 街を埋め尽くす紫のアルミバルター、そしてその指揮官として起立する100mの超巨人アイゼバルター! 合わせて100を超える巨人の群が街中に溢れかえり、ハチが乗ったブラスバルターの前に立ちふさがる!


 だが、しかし! その大軍勢すら霞ませる超巨人が1機、その中心に存在した!


 巨大な剣はダマスカスの輝き! 120mの超巨体に200mの巨大剣を構えた威容! 即ちダマカスバルター! そのコックピットに収まるのは赤毛の獅子を思わせる大男! 即ちソードガイ!


 そしてその脇に澱んだ影が寄り添っている。機体のサイズこそ30mとアルミバルターと同じサイズで同じ紫色。だがより毒々しく尖ったフォルムと、その手に持った狙撃銃が凶悪な雰囲気を醸し出しているのだ。


 その名はジュラルバルター、それを駆るのははバッドガイである!



「数が、多いっ!? ……でも僕は負けられない!」



 ゴルドバルターとそれを駆るゴージャスガイとの戦いよりも絶望的な状況に対し、それでもハチの戦意は衰えない。ふつふつと沸き起こるナイスが彼の心を支える!

 


『フッ、いかにブラスバルターであれど、この数に私とソードガイがいれば――』



 バッドガイの勝利宣言が街中に響く。確かにこの戦力、そしてゴージャスガイやクールガイと同じ、神漢四天王であるソードガイが揃えばブラスバルターと言えど、そうそう耐えられるものではない。



『手を出すな、バッドガイ』


『……は? なんですと?』



 だが、ソードガイはバッドガイの言葉を遮り巨大剣を構えた! 街の中心を走る四車線、夜になりネオンサインが輝く大通りの上でブラスバルターとダマカスバルターが正面からにらみ合う!



『ブラスバルターは吾輩一人で闘る! 手出しすれば命はないと思えッ!!』



 そして敵に向け甲冑じみた灰色の装甲を纏い、青い手足を持つダマカスバルターが巨大剣を振るって突撃する! 12万トンというバルターマシンとしては軽量だが、それでも圧倒的な質量が大気を裂いて、大地を揺らす!



『チッ! 戦闘狂め……』



 だが、と彼は思い直した。最悪横やりを入れればいいのだと。場合によってはソードガイが倒される可能性だってあるのだから。いつだってバッドガイの思考はバッドで、自分の事しか考えていない!



「突っ込んできた!? 迎撃するッ!」



 ブラスバルターの胴と肩、そして腕に内蔵された400mm超々ド級砲が火を噴き、ダマカスバルターを迎撃せんと咆哮する!



『剣の舞ッ!!』



 だが、その全てをことごとく。ダマカスバルターは、ソードガイは切り払う! 200mの巨大剣が弾道を読み、その全てを切って払って捨てていく!40cmの砲弾がアスファルトに切られて落ちる!

 


「た……弾が全部弾かれた!?」


『ガッハッハッハ! 飛び道具なんぞ吾輩には通用せん!!」


「くっ……!」



 そしてダマカスバルターは更に加速、加速、加速していく! その速度は神速に到達し、ブラスバルターに対して巨大剣が振り下ろされる! だがハチも無抵抗なまま切り捨てられることを良しとしたわけでは無かった。


 全身に搭載された125門の120mm滑腔砲が精密発射され、ダマカスバルターの動きを鈍らせる! 時間にして刹那にも満たない間、だがハチにはそれだけの時間があれば充分であった。


 巨大剣はブラスバルターに触れる事なく、アスファルトに巨大な傷痕を生み出し。張り巡らされた水道管を砕いたのか、噴き出した水がダマカスバルターの装甲を濡らしていく!



『ほぉ!? 吾輩の剣を避けるとはやるではないかッ!』


(牽制が上手くいったけど…… あの攻撃を受けてたらひとたまりもなかった)



 たらりとハチの頬に汗が流れた。あの一撃はゴルドバルターのゴルディオンスラッシュすら超える必殺の一撃。それを事もなげに軽く放って来るのだ。見たところ火砲は搭載していないようだが、そのぶん剣の一撃に特化している事が伺えた。


 だが、その分析は一種の隙でもあった。アルミバルターとアイゼバルターの数機が、油断したハチと、そしてブラスバルターに迫る、迫る、迫る!



「し、しまった――」


『ソードガイに気を取られすぎたな…… 集中砲火だ!』



 漢同士の戦いに横槍を入れる非常にバッドだが有効な戦法である。もし何も起こらなければなすすべもなくハチは攻撃を受け入れるしかない!



『吾輩の邪魔をするなッ!』



 けれどソードガイは巨大剣を振るう! 味方に対して、一応は援護しようとした味方に対して200mの巨大な刃が100mの超巨人と30mの巨人を複数纏めて切り裂いた!


 圧倒的な刃による暴力が、多数の巨人を無数の細切れジャンクへと組み変えていく。一般兵器の攻撃を無効化する装甲も、ダマカスバルターの振るう巨大剣の前には何の意味も成さずに終わる!



『兵を退け! バッドガイ! 従わぬならば、先に貴様を斬るッ!!』


『くっ…… 私とて命は惜しい。従いましょう』



 味方すら切り刻む狂気を見せたソードガイに、これ以上付き合ってられぬとバッドガイは姿を消した。バッドなステルス性能による隠蔽技術である。これはステルス性能自体がバッドなのではない。バッドな事に使われるステルス性能なのだ!



『よし、ようやく舞台が整ったぞッ!』



 再びダマカスバルターは巨大剣を構える。そこには1撃を凌いだハチを戦士として認める雰囲気が込められている。最早ソードガイに一片の油断も隙も無く、彼の命を奪いに行くだろう。



『吾輩の名はソードガイ! 神漢四天王一と言われた剛剣、受けてもらおうッ!!』


「僕はナイスガイの後継者! ハチ! この戦い、負ける気はありません!」



 名乗りに名乗り返すが、それでもハチの脳裏にまだ勝ち筋は見えていない。圧倒的な白兵戦闘力を持つソードガイ相手に、いかにして立ち回るのか? 本質的に砲撃機であるブラスバルターに勝機があるのか?


 それでもハチは諦めない、諦める事がナイスではないと知っているのだから。





「やはりあの少年に、ソードガイの相手は無理だったか」



 ビルの上からブラスバルターとダマカスバルターの戦いを見守るクールガイの姿があった。豪奢な服を着込んだ姿はこの街からは浮いていたが、いっそその不自然さが絵になる程に彼はクールであった。しかし表情は沈んでいる。



(ナイスガイ。貴様の希望はこの程度だったのか……?)



 そう、ハチへの期待とナイスガイへの信頼。その二つがあるからこそ、あるいはソードガイ相手に勝利出来るのでは? と夢想してしまったのだ。けれど結果は善戦こそしているが。ブラスバルターの攻撃はソードガイに届かない。


 互いの攻撃が届いていない拮抗状態に見えるが、それは間違いだ。圧倒的な技量を持つソードガイに対して、辛うじて射程の優位をもってハチが凌いでいるだけ。


 一度バランスが崩れれば、あっという間にブラスバルターは倒されるだろう。


 夜の街で超巨人同士がぶつかり合い、轟音が響く中。クールガイは失意のままうなだれる事しか出来なかった。



「まだ分からぬぞ、クールガイ」


「ゴージャスガイ!? どうしてここに――」



 だが、その失意をゴージャスな光が貫いた。ゴージャスガイがカツンカツンと足を鳴らしてクールガイが佇むビルの屋上に降り立ったのである。



「あの少年の行く末を見届けようと思ってな」


「分が悪すぎます。少年とブラスバルターは、ここで終わりでしょう」



 だが、それでも。ゴージャスガイの輝きですらクールガイの心に澱んだ闇を払うことは出来ない。己がナイスガイを殺してしまった。その自責の念がどこまでも彼の心を曇らせてしまっているのだ。



「ここで果てるならそれまでのこと。彼はナイスガイではなかったというだけだ」



 ゴージャスガイもこの戦いにおいて、圧倒的にハチが不利である事を悟っている。このままの状況が続けば、間違いなくハチは敗北し、ソードガイがその命を容赦なく奪う事まで理解出来ていた。



「しかし、土弩八雄が内に秘めたるナイスソウルを呼び覚ませば、分からぬぞ?」



 けれど、その上で。ゴージャスガイは信じていた。ナイスガイを、そして彼が見出した少年を!



「……」



 クールガイの表情がほんの少しだけ、微笑みに近くなる。けれどハチの敗北はこのままでは既定路線である事には変わりはない。もう少し時間があれば、もっとハチがナイスガイに導かれていれば。


 もしかしたら違った可能性があったかもしれない。だが現実は時に残酷であった。今この瞬間、この場所には運命を覆せるだけのガイパワーは存在していない――





『つまらぬ! この程度だというのか? 吾輩の友にして好敵手! ナイスガイの力はこの程度ではなかったぞッ!!』


「くっ、一旦距離を取って!」



 ハチは華麗にブラスバルターをバックステップさせ、400mm超々ド級砲を放つ! 綿密な照準を持って放たれた砲弾が夜の街を切り裂いてダマカスバルターに喰らい付くが――っ!



『くどい! 何度やっても無駄だと分からぬかッ!』



 最早その弾道は完璧に見切られていた。ハチの狙いが甘い訳ではない。単純に見切るという一点において圧倒的な力をソードガイが持っているのだ。それこそ彼を打倒する為に必要なのは精密さではない。圧倒的なパワーと勢いである!



「うぅ……」


『なんと他愛のない…… 興が冷めた』



 たった数分の戦いで、ソードガイはハチの力を見切った。ブラスバルターと合わせればそこそこの物があるがそれでも今だに未熟であると。彼は獅子である、ゴージャスガイとは違い敵の成長を待つことはしない。


 その将来、力を持つと理解した上で。ソードガイはブラスバルターを破壊し、ハチの命を奪う為に巨大剣を振り上げる!



『ならば、この先は私に任せていただきましょう』



 その言葉と共に、アルミバルターとアイゼバルターの瞳に再び光が灯る! そして影から溶け出して姿を現したのは―― ジュラルバルターの姿であった。



『バッドガイか……』


『ソードガイ、ブラスバルターはもはや、貴方が愉しめる相手ではないでしょう? ならば、止めは私に譲っていただこうかと』


『ふん、勝手にするが良い』


 

 ダマカスバルターがマントを翻し、宙に浮かび。そのまま空の果てへ消えていく。



「あの機体、退いてくれた? こいつら相手なら、僕でも――!」



 ジュラルバルターが他のアルミバルターよりも遥かに強い存在であることを、ハチは理解していた。だがその上で、自分とブラスバルターならば勝ち目がある。いや正面から戦えれば勝てる相手であると分かっていた。


 だが彼は知らない。ジュラルバルターのパイロットはとびきりバッドである事を!



『初めまして、土弩八雄君。早速だが、君に見てもらいたいものがあるんだ』


「へ……?」



 これまでのガイとは違い、スピーカーによる外部出力ではなく。コックピットを繋ぐ通信を入れて来たのだ。急に目の前に浮かんだバッドな顔にハチの思考が停止して動きが止まる。



『この少女に見覚えはないかな?』



 バッドガイの膝の上にぐったりと意識を失った少女の姿があった。そうハチが先程まで探し回っていた、幼馴染で、友人で、そして恋人であるアルカの姿が!



「あ、アルカッ!!」


『おっと、動かないでもらおうか?』



 通信機の向こう側でバッドガイが嫌らしく嗤う。勝利を確信し獲物を弄る蛇の顔。



『君が抵抗しなければ何もしない。だが抵抗すればどうなるか分かっているだろう』


「くっ……」



 ハチの可愛らしい顔が悔しさで歪む。ここで抵抗すればアルカが何をされるか分からない。だが抵抗しなければ一方的に弄られて終わってしまうだろう……



『クックッ、初めからこうしていれば良かったのだ。やってしまえ!』



 無数のアルミバルターが、多数のアイゼバルターが! そのビーム砲をブラスバルターに向ける。アンチイナーシャル装甲はビームを防げない。


 無数の小口径ビームと、多数の中口径ビームの嵐がブラスバルターの装甲を焼いて、溶かして、貫いていき。赤白黒色トリコロールの超巨人が悲鳴を上げる!



「バッドガイめ! なんと卑怯な……ッ!!」


「待て! クールガイ!」


「ゴージャスガイ! あのような振る舞いを許すのですか!?」


「あれは見るに耐えない。だが、動けばファイナルガイ様を裏切ることになるぞ」


「くっ……!」



 クールガイの怒気を、ゴージャスガイが諫める。もし彼らにファイナルガイへの忠誠が無ければこの瞬間飛び出して。あの不埒なバッドガイを倒していただろう。だがそれでも彼らの忠義は今だに揺らぐことは無く。


 ブラスバルターがビームに焼かれていく姿をただ見つめる事しか出来ず。


 まだ、奇跡は―― 起こらない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る