蜘蛛

お家でのエピソードを思い出しました。


祖父が亡くなったときのこと。

(太鼓の音が聞こえた時は母方で、今回は父方の祖父です)

私はまだ4歳くらいでした。

家でお葬式をすることになって

親族が集まって準備をしていました。

玄関にあるものを退かしていたときのこと。

下駄箱を退けると

その裏に

下駄箱と同じくらいの大きさの


蜘蛛がいました


100×80くらいの下駄箱です。

2匹いました。

普通に考えて、そんな大きな蜘蛛いるわけないと思うのですが

体は小さいのですが

足がすごく細く長くて

調べても判らないんです。

なんという種類の蜘蛛か。

一匹が凄く大きくて

もう一匹は小さかった。

ツガイなのかな?

調べて形が似ている蜘蛛を見つけたのですが

その名も


ユウレイグモ


でも、大きさが5cmほどなので違うのかな?


私は祖母と一緒に

玄関の小上がりに腰掛け

「すごいねー」

「大きいねー」

と、眺めていました。

何故かあんまり怖くなかった。

蜘蛛は動きが早いイメージですが

その蜘蛛はとても緩慢で

ゆっくり壁を登り、2階へ消えてゆきました。




やっぱり

私が小さいから大きく見えたのかな?

もしかして、カニ?




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る