応援コメント

第20話男は至高なんかじゃない」への応援コメント

  • こんにちは。

    わたしは男なので、この社会で女性が経験することを、あまり理解していないと思います。
    けれど、身近なことなら、無念な気持ちがなんとなく分かるかなと思います。

    わたしがいる業界に関することで、最近話題になったことが頭に浮かびます。
    ご存知と思いますが、ある大学の医学部入試における女性受験者への不公平措置です。
    「生理とかコトブキ廃業とか産休とかあって、女医は面倒だから数を制限したい」
    と正直にいえばいいのに、と思います。
    そうしたら議論が盛り上がるか、システムがより良く変化するか、なにかいいことがあったかもしれないのに。
    しかし、あの大学の評判が地に墜ちただけで終わってしまいました。

    女性受験者は多いのです。
    優秀だから、合格者も多い。
    わたしの母校では、女性の医学生の数は、わたしの時代の2〜3倍になりました。
    もちろん全国的に同じ傾向で、男子学生よりも女子のほうが多い大学もあります。

    男性社会で既得権益を持つ人々の多くは、現実を受け入れられないのだと思います。
    理屈の上で「そういう事態は良くない」とか「本当はこうあるべき」とか思うだけで、うまく現実に対処しようとしていない。
    点数を下げることでは、うまく対処できません。
    時代は確実に変わっているのに。

    作者からの返信

    瀬夏ジュンさま、コメントをありがとう存じます!

    そうですね。そのニュースが持ち上がる直前にChangeというサイトで例の、不正規な操作のあった医学部のある学校名を公開するように求める動きがありました。
    わたくしも署名をしましたが、その時の経験からこの項目を書いたように思います。
    女性が生理をなくしたり、出産をしなくなるようにしたり、育児をしない選択をゆるす社会だったらどうでしょうか?
    そんなことは簡単なものであるのに実施しないわけがあります。
    生理は出産に適しているという証であり、出産は人口増加ひいては税金を納める人材を育てる一種の機会です。育児をする機関を特別に作って母親が仕事に専念できるようにすることはまあ、可能であると思います。
    では、現状そうしないのはなぜか?
    なぜ男性社会はそれを許さないのか?
    彼らは女性性を男性性とは別にとらえています。
    好ましくないようにです。
    女性が男性同様に働ける機関を用意するのではなく排斥しようとするのは、それは男性が男性による男性のためのユートピアをつくってきたからなのですよ。
    頭が痛い。
    女性と男性の大きな違いはもともと一つです。
    それは子供を産む性かどうかです。
    カタツムリのように雌雄同体だったら、こんな問題も起こりえませんが、厳しい自然環境に順応することも無理だったでしょう。
    これが女性だけの社会だったら、女性は単体生殖ででも子を産むでしょうが、クローンなので感染症や災害などで生き残ることが困難になる、という問題が残りますね。
    しかし男性がいなければ、いないでどうにかするのが女性ではないでしょうか?
    子供など、必ず産まねばならないものでないし、子供バンクをつくって、お金で子供を産む機関を用意すればいいでしょう。
    女は体を傷つけて生殖行為を受け入れ、ずたずたになりながら出産します。
    それを考えたら、女性をフォローする必要性に気づけるはずなのです。