空間を共有していても、ストーリーはそれぞれ異なる

通勤に電車を使っていると利用する電車はいつも同じ時間になりがち。
乗りこむ車両も同じところを選ぶから、互いに顔は知っている程度の縁ができる。
ある日、駅で死亡事故が発生した。
そのとき、いつもの乗車メンバーはそれぞれ別の思いをもっていて―― 

空間と時間を共有していてもストーリーは人それぞれ。
死亡事故をキーワードに、キャラクターごとに異なる心境がていねいに描かれていて引きこまれます。

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