そこは揺籃たり得るか。

短い不思議な話・百。一〇〇、に相応しく丸い卵に関するお話です。
静かかつ内面をめくられるような心理描写により、不安定な青年の、永劫に見える安心が描き出されています。

作者さまの作品、その読後感にまで貫かれる「不思議」は癖になること間違いありません。
未読のおかた、この機会にぜひどうぞ。