偽善とは、果たしていいことなのだろうか

あることをキッカケに登校拒否になった男子と、お節介クラスメートとの物語です。
4000文字程度でしたが、丁寧に書かれていて、スラスラ読めて面白かったです。また、最近の若者の気持ちってこんな感じなんだと、新鮮に読むことができました。

テーマは、レビューにも書きましたが『偽善』でしょうか?その上で、真川さんにかつて自分が傷ついた言葉を投げかけることで、どうにもやるせなくなってしまう主人公の気持ちがよく伝わってきました。

あえて、苦言を呈するとすれば。真川との関係性。全然知らないクラスメートならば、自分だったら即拒絶だろうと思いながら読んでいました。彼女がどんな性格で、主人公のことをどう思っていて、と言うところがもう少し描かれていれば、もっと深い物語になったのかもなぁと思ってみたり。

今後も頑張ってください!