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  • エピローグへの応援コメント

    なるほど。
    1周回って元に戻ったオチだったのですね。
    私はステワニとかノンジなどの名前の付け方が面白いと思いました。
    いつも名前をどうつけるかで悩んでいるものですから。
    何かコツのようなものがあるのでしょうか?

    作者からの返信

    hekiseiさん
    コメントありがとうございます!

    そうですね。結局家系の運命は変えられなかったという、と言う感じです。

    名前に言及してくださりありがとうございます。
    実は彼らには本名がありまして、作中に出てるのはニックネームだったりします。
    ノンジ⇒駈家信治(かけのぶじ)
    ステワニ⇒州手和仁(すてかずひと)(和仁をワニと呼んでいるのです)
    となっております。

    コツ……というのかわかりませんが、最近は「このキャラはなにをする人なのか」から逆算して名前を決めています。(この作品ではまだそういう決め方をしておりませんでした)
    例えば、最近書いた小説ですと、
    空虚を操る人⇒虚井空(うつろいくう)
    花の葉っぱを食べて特殊能力を使う人⇒果七未菜奈花(かななみななか)
    果七未菜奈花に関しては下から読んでも「かななみななか」など、遊んでみたりしています。
    それと、絶対になさそうな名前を付けているのですが、最近は結構アニメっぽい本名の方もおられるので、苗字を日本に存在しない苗字にしていたりします。そうすれば同姓同名になることはないかなと思いまして。
    ……参考になったかどうかはわかりませんが、少しでもお力になれたら嬉しく思います。


  • 編集済

    エピローグへの応援コメント

    すみません、コメントを入れる場所を間違えてしまったので、一度削除して再投稿します。大変申し訳ありません。うっかりプロローグでネタバレしてしまうところでした。
    (・ω・;)

    ***

    恐ろしい話でした(((・Д・;)))
    昼間に読んだ方が良かったな……とちょっとだけ後悔。

    世界観がしっかりしていて、そしてとても個性的でした。つい「自分が夢の本を買うとしたら何の本を買うべきか……」と考え込んでしまいます。
    この作品に登場する子はみんな自分で本を選んでいましたが、中には親が本を選んで一方的に買い与える場合もあるんだろうなあと思いました。そしてもし子が本の通りに生きなかったら「お前には〇億も金をかけてやったんだぞ、それなのに!」などと言われそうです。
    そして、ノンジのお父さんは最初「息子のために死ねない」と言ってたのに、納得して死を受け入れていたので、本当はちゃんと愛情を持った親だったのではないだろうかと思います(それは結末からも感じられます)。
    ステワニ親子は(途中まで)うまくいっていたように見えましたが、偶然うまくいっていたパターンであり、必ずしもお金=愛情とも言い切れないと感じました。
    読む人の数だけ意見や感想がありそうな作品ですね。

    ところで『夢罪』というタイトルは「むざい」と読むことができ、「無罪」を連想しますが、詩一さんとしてはノンジの行為を無罪だと考えているのかも……などと思いました。
    もしよかったら、ぜひタイトルの由来をおうかがいしたいです。

    (追伸)
    詩一さん、たいへん丁寧な返信をありがとうございました。
    ひとつひとつに頷きながら読ませていただきました。
    ……というか、詩一さんの「思考を文章化する技術」がすご過ぎてびっくりです!
    わ、私も同じ技術が欲しい……!(>_<)
    貧乏が連鎖してしまうこととその不公平性について書かれたお話なんだろうなあと思っていましたが、他にもいろいろな考えが込められていたと知り、物語に対する理解が深まりました。ありがとうございます。
    特にステワニパパが入れ替わりを見抜けなかった理由が驚愕でした。

    タイトルについてのお話もたいへん興味深かったです。
    ノンジの行為は罪ではない……。
    もしそのようにチャンスをつかむことが許される世界なら、治安は悪くなるかもしれませんが、真の平等が得られるのかもしれませんね。

    深いお話をありがとうございました。

    作者からの返信

    ハルカさん
    コメントありがとうございます!

    ホラージャンルにすべきでしたかね……?(笑)

    「自分が夢の本を買うとしたら何の本を買うべきか……」
    と言うのは、考えて頂けて嬉しいです。
    仰る通り、子供に無理矢理本を与える人もいるでしょう。
    この作品は、現実世界の縮図と言うか、私が見る世界はこんな感じと言ったものを書き記したものです。
    親が金持ちなら教育も潤い環境も整う。与えられる夢の数は親の金の量だと思います。
    もちろん、レアケース的に親が貧乏でも一代でのし上がる人もいるでしょう。けれども、貧乏からのし上がるには一度金持ちにならなければならず、そのためには多くの努力が必要で、結局不公平は変わりません。
    子供は生まれる場所を選べない。生まれたその場所が戦地なら生きるだけでもギリギリで、日本の土地持ちの家に生まれれば一生安泰。
    「夢の本」という表現をすることでファンタジーな感じにしていますが、その実この作品で描いているのは、現実社会です。

    ノンジの父は、正しい愛情を持っていたと思います。
    借金をしてまで息子に夢の本を買ってあげても、それは分不相応な夢。まして、自分がなにに成りたいかもわからない子供に「未来」を与えるなど。
    この、まだ小さい頃に未来を決めてしまうと言うのも、現代社会の英才教育に対する皮肉であったりもします。夢を子供に託す、そういう無責任さが伝わればなあと。
    でも、子供はときとして大人の無責任さを「愛情」と誤認します。
    ノンジが、いやこの物語に登場する子供たちはみんなそう誤認していました。
    ステワニのパパは、ステワニではなく「自分の子供」を見ていたんです。だから、ステワニとノンジの区別がつかなくなった。「わたしが買い与えた夢を叶えてくれる息子」「希望に応えてくれる息子」それがステワニパパの「息子の条件」なので、それを満たしたノンジは、ステワニパパにとって間違いなく息子なのです。

    読む人の数だけ、と言って頂きながら、ほとんど答え合わせみたいなコメント返しで申し訳ない(笑)
    ハルカさんが鋭い考察をするので、ついつい自分の中にある答えをつらつらを書いてしまいました。

    夢罪は無罪。
    そうですね。
    キャッチに
    『夢を持つのは罪か? それを叶えるのも罪か?』
    と書いてありますが、この疑問に対するアンサーがタイトルで、ハルカさんが仰る通り罪ではないと考えております。
    親殺し、親友殺し、窃盗、詐欺。
    あらゆる罪を犯しているように思いますが、これは「夢を叶えたい」というノンジの純粋がもたらした結果です。
    結果でも罪は罪。かも知れません。
    でも、我々は生まれながらに誰かを蹴落として、その蹴落とした誰かの屍や人生の上にあぐらをかいて生きています。
    受験がそうです。
    落ちた子の行き場、そのあとの人生を考えてみると、受験で合格するとはなんと罪深いことでしょうか。
    でも、我々はただ自分の人生を自分の思った方向へ導くために、努力を怠らなかっただけ。だから罪ではない。受験で落ちた子がたとえ自殺したとしても。
    そう考えると、やはりノンジの行為は「罪ではない」。しいて言うならば、父に罪はあったかも知れません。この世に、自分が子供に応えられないというのに産んでしまった。と言う罪。
    まあ、これは私の考え方なので、これ以上行くと(もうすでに遅いですが)完全にぶっ叩かれる内容になっちゃいますが。

    長々とした返信になってしまいました。
    この度は丁寧なコメント、鋭い考察、ありがとうございました!