大臣の書評

こんにちは、こんばんわ、大臣です。


さーて、ビブリオバトルなんて意気込んだのだから、しっかりやらんとな…


と、いうわけで、書評書きます。


一作目は、講談社文庫より出版、『三軒茶屋星座館』です!

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〜あらすじ〜

古びた雑居ビルの7階にあるプラネタリウム兼バー「三軒茶屋星座館」。オーナーの大坪和真の夢は、雑誌の地域特集で三軒茶屋星座館が見開き掲載されることだったが、店はいつもガラガラで閑古鳥が鳴いている。


そんな和真のもとにある日とつぜん訪れたのは、10年近く音沙汰のなかった双子の弟・創馬だった。10年前とは別人に見えるほどマッチョな体型に変わっていた学者の創馬は、幼い少女を連れていた。“自分の娘”と説明された月子に和真のことまで「お父さん」と呼ばせ、むりやり星座館に転がり込む。この物語は、そんな彼ら家族と、周りの人々をめぐる、暖かな小説である—————


〜個人的に伝えたいこと〜


この作品の“最大の魅力”は、人と人の繋がりと、そこから起こる出来事を、美しく描いたことにあります。


が、


それだけじゃあつまらないですよね。


本作を通して、僕が知ってもらいたいことは、完全に本筋からは外れていますが、“ギリシャ神話って、面白いよ!”って事です。


主人公の和真は、プラネタリウムのオーナーお客さんのリクエストがあれば、一通り神話が話せます。問題はその語り口。


“超現代語訳”なんですよ!


皆さんご存知、ヘラクレス。超有名ですよね。12の難業を果たし、神になった英雄。


でも、和真にかかれば……ベストジーニスト賞と、彼女が欲しい男子に変貌!


ネットニュースのアクセス数トップに、トロイアの王子が笑いそうになったという記事が並び、ツイッターには、とある国の王子と王女の裏ファンサイトがある、そんな世界。


和真の語り口では、全てのキャラが、ユニークに動き出します。


でも、正しいんですよ。


だから、神話の入り口に手っ取り早く、神話を話す身としては、こういう作品は嬉しい限りです。


カクヨム上には、『ニャルラトホテプさんの受難』という作品も、神話としては似た切り口です。以下リンクhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054885719186


でも、星座館では、周りの人に、まるでその神話かのような事件が起こります。


だからこそ、神話が伝えたい事が伝わるのです…


みなさん、ぜひ読んでみてください



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みたいな感じで書いていきます。


皆さまの書評はどんなものが来るのだろうか…楽しみにしております


小説自体は、リアルでもネットでもどうぞ!コメントお待ちしてます!


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