第9話 幸せな朝

「郡ちゃん、起きてちょうだい。朝ご飯できたわよ」


ベッドの中で眠る郡兵を、哲子がやさしく揺り起こしました。


郡兵はむくりと起き上がり、大きく伸びをしてから哲子におはようのキッスをしました。


「おはよう、哲子。今日の朝食はなにかな?」


「玉子焼きとサンドイッチ、ヨーグルトと牛乳よ」


「うん、うまそうだな」


「全部コンビニで買ったものだけどね」


「いいさ、お前が用意してくれたものなら」


郡兵はにっこりと哲子に微笑みました。


哲子もにっこりと微笑みました。


二人の幸せな一日が始まりました。


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