第24話 夢? 現実? (24)

 う~ん、こんな状態になると僕は完全に死を覚悟したよ!


 それであの世の行く事自体も覚悟を決めたのだ。


 だから僕は目を瞑り『……うむ、無む……』と、心の中で呟いた。


『…………』


 ……ん? あれ? 可笑しいな?


 う~ん、いくら待てども、が来ない?


 だから瞑っている僕自身の目を開いた──!


 あれ? 可笑しい?


 確かに先程迄は僕の目の前のいた仲間を噛み殺し、体内に溜まっている蜜を舐め! 吸い! していた筈なのに。姿がないのだよ!?


 の容姿がね!



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