『クール・ランニング』 あなたにとって最高の映画とは? 

 あなたにとって、生涯でもっとも好きな映画は何?


 レオン? 

 ニュー・シネマ・パラダイス? 

 ユージュアル・サスペクツ? 

 メメント? 

 ソウ? 

 Mr.ブー?


 OK。どれも名作だ。


 オレは、つい最近までは「クール・ランニング」だった。

「シング・ストリート」がなければ、おそらくオレが生涯で最も好きな映画として、脳内で君臨していただろう。


 四名のジャマイカ人が、ボブスレーでカルガリー冬季オリンピックを目指す、実話に基づいた話だ。

 ジミー・クリフ『I Can See Clearly Now』と言えば、キムタクのドラマ『エンジン』でもかかっていたが、こっちが先だ。


 昔懐かしい『映画ダイジェスト』でこれの予告編を見たとき「メチャクチャ見たい!」と感じたのを覚えている。

 ジミークリフの歌に遭わせて、バスタブでボブスレーの移動法を練習しているシーンが楽しげで。


 実際に見たのは、確か金曜ロードショーだ。

 事実に基づいた話なためか、案外真面目な映画だった。

 フランス流をマネしていた主人公に仲間が抗議して、ジャマイカ流で攻める作戦に移行する場面で、ようやく本当にチームが結束する。


 こういう「ありえないことにチャレンジする話」は大好きだ。

 何も考えずに見られる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る