Act.9[10月22日(六十日目)]

漏れ「今日は日曜日!なにしようかな?」

漏れはふと、カレンダーを覗く。するとケーキのシールが貼ってある。ん?んん?ん!

今日、孝之助の誕生日じゃん!

虎彦「相変わらず、早起きだなぁ」

相変わらずじゃなくて、保育園が昼寝とかさせるからです!

漏れ「ところで、今日孝之助の誕生日だけど?」

虎彦「あ、忘れてた」

水郷村の皆さん、いい加減人(獣人)の誕生日忘れんのやめません?

虎彦「よし、いくぞ」

え?プレゼント買ってませんよ?

そんな心の声を無視して虎彦は自分の部屋から飛び出した。って、貴方、裸…。

虎さん「虎彦、10月なのにすっぽんぽんで出ちゃったわね。どこ行ったのかしら?」

漏れ「今日、孝之助の誕生日なんで行きましたよ?」

虎さん「今日だっけ?」

あなたもですか…。

しょうがない。漏れも行こ。

……

孝之助「あ、清行。それに虎彦」

漏れ「誕生日、おめでと」

虎彦「おめでと」

京慈「おめでとさん」

峻「おめでとうございますぅ~!」

柔一「おめでとう」

辰樹「おめでとな!」

深「おめでとう」

洸哉「おめでとう」

孝之助「えっ、オイラ今日だっけ?」

えっ?ご本人も忘れてたんでしょうか?

孝之助「まあ、ありがと」

あ、うん。とりあえず漏れは返事をした。

初めて孝之助の家の中に入ったけど、中にはすごくがいっぱいで中には修理工具もある。孝之助の家は修理もしているって聞いていた。

孝之助も今、修理の手伝い中だったらしく、修理工具は乱雑に置かれていた。

漏れ「修理工具いっぱいだね~」

孝之助「うん。今、村長から黒電話の修理を依頼されたからね~」

ふーん。自分で使う奴かな?公共のになると、ピンク色の奴になるしな。

あれ?今日、なんでここにいたんだ?

漏れも人の誕生日を忘れていた。

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