第3話 セガBBSの時代

 DCでのネットはチャットが目的だったのですが、同時に掲示板にも手を出しました。セガの掲示板と言うと、当時は一企業の掲示板にしてはバラエティに富んでいて色んなジャンルの掲示板があったのです。


 最初はゲームの掲示板だけ読んでいたのですが、その内他の掲示板も見るようになって――あの当時のセガBが一番活気があったかなぁ。

 スポーツBBS、映画BBS、アニメBBS、音楽BBSとか色々あって、最後にその他BBS、そして練習用BBSがあったんです。


 練習用BBSは書き込みの練習をする掲示板で、毎日ログがリセットされるんですけど、リセットされた瞬間に誰が一番に書き込めるかチャレンジする人達がいて、それを眺めるのも楽しかったなぁ。


 セガBBSは2ちゃんより先に出来ていて、2ちゃんが出来た当時はライバル視してましたね。出来たばかりの2ちゃんはとんでもなくアングラで、恐ろしいところってイメージが大きかったな。その点セガBBSは安心安全なイメージがありました。


 セガBBS時代は本当に楽しかったです。詩の趣味に目覚めたのもここで活躍していた頃だったんです。詩のツリーって言うのがその他で立てられるようになったんですけど、読んだらみんな作品が暗いんですね。

 なので、自分が明るい詩を書かねば! と、使命感を持って書き始めたのが始まりです。そのセガBBS時代の詩をまとめたのがカクヨムにも公開しているこちらになります。


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054880914326


 セガと言う会社が運営しているだけあって、BBSにはしっかりとした管理人がいて、不適切な投稿は容赦なく削除していました。


 初代の管理人はたまに投稿などもする顔の見える管理人さんで、その人が引退する時は別れを惜しみながらみんなでかなり盛り上がったりしたものでした。私はその頃はまだあんまりセガBBSに入り浸っていなかったので、後で聞いた話なんですけどね。


 2代目からは顔の見えない管理人さんになって削除基準もきつくなりましたね。私も何度か投稿を削除されました……(汗)。

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