愛と勇気だけが……

もしかしたら、子どもは誰でも心にもう一人の自分がいるのかもしれない。
別に一人じゃなくって、二人か、それ以上かもしれないけれど。
もう一人の自分は、自分に愛をくれて、勇気をくれて、それでいつか消える。
それは、もう一人の自分以外に、愛や勇気をくれる人ができたとき。
そっと微笑んで、バイバイと言ってくれるんだ。