第26話

「お嬢様」

「何よ隼人。」

「…この小説はいつからコメディ小説になったのです?」


……………………………………………………


長い間沈黙が訪れる。気まずい…


「仕方ないわよ…私だって気になるわよ!なんでいきなりコメディなんだ!って。でも、作者がまともに恋すらしてないんだから!」

「お嬢様、あまり作者について言い過ぎると適当に完結させられますよ!?」


確かに、作者がまともに恋すらしてないのは分かる…それで恋愛系を書けというのが無理だ…それにもうコメディしかない状態。


1、当初はわたくしとお嬢様しかいなかったのにいきなりどんどんとキャラが増えすぎて恋愛どころじゃなくなったこと!

2、突っ込みどころが多すぎる!

3、わがままお嬢様に恋など無理だ!!!!


以上3つの理由です。


「何言ってるのよ!失礼なこと言わないで!この馬鹿執事!」

「はっ、お嬢様みたいな単細胞が分かるわけありませんよ」


作者はどうしても恋愛ものにしたいらしい、だがそれは叶わぬ夢、現実を見てほしい…


(すみません、ちゃんと現実見ます)


「このままコメディでやるそうですよ」

「そりゃめでたいわね」

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