応援コメント

『 in(韻) 宇宙 in(韻)地球」への応援コメント

  • 中田祐三さま、はじめまして。「詩とうたの里」へのご寄稿、ありがとうございました。現時点で20篇ほどをつまみ食いさせて頂いております。
    その方面に全く疎いため、最初にお尋ねしたいのですが、この詩集は実際にラップとして歌うことも可能なのでしょうか?ラップのノリで書かれたものなのですか?
    「『 in(韻) 宇宙 in(韻)地球」を最初に一読した時、その混乱錯綜した言葉世界に戸惑って、正直、スルーしたくなりなりました。ですが他の詩を何篇か辿って行くうちに(中にはより「わかりやすい」うたもありました)、この「韻踏詩」が非常に強烈な表現性に満ちた物である事に気づかされ、いつの間にか刻まれるビートに乗ってしまっておりました。
    「私」が言葉を語るのではなく言葉をして「私」を語らしめる詩の一つの典型のような作品で、シュールレアリストたちの自由連想や、酔いどれの繰り言同様、文脈や意図の解説を発言者自身に求めてもおおよその所しか答えられないものなのかもしれません。
    全体に、撥ねつけられながら抗うようなトーンの詩が多く、読み流しただけでは一見同じ様に見えても、精読してみるとそれぞれに内容や言葉の密度に違いが感じられました。重みのある言葉が直後に何の意味もない韻やリズムによって取って代わられ、はぐらかされる俗っぽさ、軽薄さ、そして何よりビート感自体を武器にして戦う一方、「向こう側というすぐ傍へ行ってみる」とか、「雨と名を変え地表へ」などの伝統的な詩ことばも散りばめられ、親しみやすいリフレインもあって、独特の魅力を感じます。この「『 in(韻) 宇宙 in(韻)地球」も、よく読むと微かな悪戯心が潜んでいるようでした。

    作者からの返信

    コメありがとうございます。
    これは音に乗せてのラップとは違くて朗読するときのリズムを意識して作りました。読む詩と口ずさむ詩は楽しみ方が違うものかもしれないと考えてるので。とはいえラップ音楽は好きなのでいくつかは実際にラップとして歌える人がいるなら是非聴いてみたいですね。